ミュージシャンでありファッションデザイナーでもあるYeことカニエ・ウェストは、常に奇抜で常識にとらわれないスニーカーを生み出してきた。特に2013年にアディダスのYEEZYラインでデザインを始めて以来、クレイジーすぎるクリエイションを発表し続けている。
そんなウェストが手がけた最新のデザインが、YEEZY「NSLTD」ブーツだ。ダウンジャケットのような、象の足のようなデザインが特徴的なこのブーツは、ゼンデイヤとティモシー・シャラメが『DUNE/デューン 砂の惑星』の砂浜で履くためにデザインしたように見えるかもしれないが、ウェストとアディダスは現実世界の路上で履いてほしいと思っている。
Twitterでは「カニエ・ウェストは、真顔でYEEZYの服やブーツを作る、とにかくおかしな男だ」というコメントも見られた。にもかかわらず「NSLTD」ブーツは発売以来、オンラインでは完売という人気ぶりだ。さらに、需要の高さゆえ、Farfetchなどのサイトでは1足の価格が元の小売価格の10倍以上にまで高騰しており、1748ポンド(約27万4千円)という高額で取引されているのだ。
この世界初のフットウェアは、ファッションアイコンたちからも絶賛されている。カニエ自身や彼の超スタイリッシュな娘はもちろん履いているし、ジャスティン・ビーバーもクリスマス前に履いているところを目撃されていた。
ラッパーの2チェインズや、インスタグラムで520万フォロワーを持つリッキー・トンプソンもこのブーツを履いた姿を見せつけている。