カルティエ、オメガ、ブライトリング──文字盤が鮮やかで美しい!2022年の新作時計3選

時計ジャーナリストが「2022年の新作時計、カラー文字盤を選ぶなら?」のテーマに答えた。柴田充が選んだ極私的3本は?
カルティエ、オメガ、ブライトリング──文字盤が鮮やかで美しい!2022年の新作時計3選

カラー文字盤はロングセラーモデルが正解!

腕時計の文字盤色といえばこれまで白や黒が中心だったが、近年ではブルーやグリーンが流行し、その選択肢が格段に増えた。ファッションと同じく、既成概念に縛られない、自分らしい色を選ぶ傾向が腕時計にも広まっているのだ。

とくにカラー文字盤は、ロングセラーモデルと相性が良いようだ。それは、ほかとは異なる個性を演出するだけでなく、定番のスタイルに新たな魅力を添え、さらにタイムレスな存在へと促すのである。

好みや個性に合った色や、自分にとってのラッキーカラーを選ぶのもいいだろう。臆することなく着けることが大切。やがて周囲に印象づけ、それが自分らしさになる。

Antoine Pividori
CARTIER

タンク ルイ カルティエ

1917年に登場した名作が、シンボリックな白文字盤やレイルウェイ ミニッツトラックのデザインコードから脱却し、美しいカラーを纏う。メゾンを象徴するレッドに光によって浮かび上がる見えない編目を施し、80年代のモチーフを再現する。18KYGケース×アリゲーターストラップ、手巻き、縦33.7㎜×横25.5mm。178万2000円(予価)〈CARTIER/カルティエ カスタマーサービスセンター TEL:0120-301-757〉

OMEGA

シーマスター アクアテラ 38mm

カラー文字盤を積極的に導入するのがオメガ。モデル名にちなんで、アクア(海)からテラ(大地)までをイメージした5種類のナチュラルカラーが文字盤を華やかに彩る。ベーシックなデザインに加え、硬質なSSケースとのコントラストが映える。SSケース×ブレスレット、自動巻き、38mm径。83万6000円(10月発売予定)〈OMEGA /オメガお客様センター TEL:03-5952-4400〉

BREITLING

ナビタイマー B01 クロノグラフ 43

開発から70周年を迎えたパイロットウォッチの定番は、次世代へと進化を遂げた。横配列のクロノグラフや回転計算尺の基本スタイルは崩すことなく、スマートに洗練させるとともに多彩なカラーバリエーションを揃える。SSケース×レザーストラップ、自動巻き、43mm径。107万2500円〈BREITLINGブライトリング・ジャパン TEL:0120-105-707〉