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アダニが設備投資の縮小計画、私募など代替調達手段も活用へ-報道

  • 内部資金やプロモーターエクイティーファンディングも投資に活用へ
  • インドの銀行は未使用の与信枠の利用をアダニに引き続き認める方向

アジアの富豪ゴータム・アダニ氏率いる新興財閥アダニ・グループは、米投資会社ンデンブルグ・リサーチに不正会計問題を指摘され、資金調達を取りやめざるを得なくなったことを受け、設備投資計画の縮小を予定しているとインド紙ミントが報じた。事情に詳しい複数の関係者からの情報を引用した。

  関係者1人が同紙に語ったところでは、アダニ・グループは従来の1年でなく、今後1年4カ月から1年半の期間について、幾つかの部門の設備投資と成長目標を抑える可能性がある。同紙によると、内部資金やプロモーターエクイティーファンディング、私募による資金調達を含む代替の資金源をプロジェクト投資に活用する方針という。

  これとは別にミント紙が伝えたところでは、インドの金融機関はデフォルト(債務不履行)を引き起こすことを避けるため、未使用の与信枠の利用をアダニ・グループに引き続き認める方向だ。同紙によれば、国内銀行の未使用の与信枠は約15億ドル(約1980億円)と推定される。

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原題:Adani Group Plans to Slow Capital Spending Plans, Mint Says(抜粋)

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