TOMORROW X TOGETHERの跳躍──2021年 メン・オブ・ザ・イヤー・ポップ・アイコン賞

デビュー3年目の2021年、TOMORROW X TOGETHERは大躍進を遂げた。5月に韓国でリリースした韓国2ndアルバム『The Chaos Chapter:FREEZE』はアメリカのBillboard200で初登場5位にランクイン。韓国では、地上波音楽番組で初の1位に輝き、国内でも人気・実力ともにトップであることを証明してみせた。ライヴ・パフォーマンスで魅せることが困難な今、曲の力で世界に認められたのは、彼らが音楽を愛し自分たちの手で曲を作り上げているからこそ。韓国から世界へ飛び立とうとしている彼らの羽ばたきの軌跡を追った。

TAEHYUN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 BEOMGYU:タキシード(上下) ¥605,000、シャツ¥89,100、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 HUENINGKAI:タキシード(上下) ¥416,900、シャツ¥89,100、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 YEONJUN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 SOOBIN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

Men Of The Year Pop Icon Award

メン・オブ・ザ・イヤー・ポップ・アイコン賞

TOMORROW X TOGETHER トゥモロー・バイ・トゥギャザー

アーティスト

YEONJUN:スーツ¥431,200、シャツ¥62,700、ネクタイ¥31,900、シューズ参考商品 SOOBIN:スーツ¥259,600、タートルネックセーター ¥152,900(参考色)、チーフ¥18,700、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

BEOMGYU:スーツ参考商品、シャツ¥62,700、ネクタイ参考 商品、チーフ¥18,700、シューズ参考商品 TAEHYUN:スーツ ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥25,300、シューズ参考商品 HUENINGKAI:スーツ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥24,200、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

BEOMGYU:スーツ参考商品、シャツ¥62,700、ネクタイ参考 商品、チーフ¥18,700、シューズ参考商品 TAEHYUN:スーツ ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥25,300、シューズ参考商品 HUENINGKAI:スーツ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥24,200、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

YEONJUN:スーツ¥431,200、シャツ¥62,700、ネクタイ¥31,900、シューズ参考商品 SOOBIN:スーツ¥259,600、タートルネックセーター ¥152,900(参考色)、チーフ¥18,700、シューズ参考商品

2021年「GQ MEN OF THE YEAR」に輝いたTOMORROW X TOGETHERは、BTSが所属するBIGHIT MUSICから2019年3月にデビューした5人組。デビューからわずか2カ月で全米6都市でショーケース(新曲発表会)を行い、全公演がソールドアウトになったほど、当時から世界的に注目を集めてきた。彼らがこれまでリリースした計3枚の『The Dream Chapter』シリーズは、「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)」や「ある日、頭からツノが生えた(CROWN)」という一風変わったタイトルの曲からもわかるように、まだ夢の中にいるような少年たちをイメージした曲が多かった。そして2021年5月にリリースしたアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』から、彼らの物語は大きな転換を迎える。〝夢の章〟から〝混沌の章〟へと展開した彼らの音楽と同じく、彼ら自身も、自らの手で曲を生み出すという創作の苦しみと楽しさを知って、さらなる成長を遂げた。世界に向けて羽ばたこうとしている彼らのこれまでの旅路と、この先に見据えているものを訊いた。

──「GQ MEN OF THE YEAR」の受賞、おめでとうございます。TOMORROW X TOGETHERにとって2021年はどんな1年でしたか?

SOOBIN 2021年を代表する人物として僕たちが選ばれたということがまず信じられません。この賞はそれに見合うようにがんばれという意味だと思って、これからもっとかっこいいグループになれるようがんばります。2021年はいい思い出が増えた1年でした。これまでの努力が実った気がしてとても嬉しいですし、幸せです。

YEONJUN 「GQ MEN OF THE YEAR」に選んでいただき光栄です。僕は普段からファッションに興味があるので、この賞は本当に嬉しいです。今日のようなグラビア撮影も大好きです! 2021年はMOA(TOMORROW X TOGETHERのファンの総称)のみなさんに会えないさびしさはありましたが、やりたいことを叶えられた1年でもありました。いろんな経験ができて、幸せでした。

学びの1年目を経て、今は羽ばたく時

──TOMORROW X TOGETHERはBTSに続いてBIGHIT MUSICから2番目にデビューするボーイズグループとしてデビューしました。1stミニアルバム『The Dream Chapter : STAR』から2020年5月にリリースした2ndミニアルバム『The Dream Chapter: ETERNITY』まで続いた〝夢の章〟は、みなさんにとってどんな時間でしたか?

SOOBIN デビューから今までの期間をこの〝夢の章〟と共に歩んできましたが、僕たちにとってこの章は学びの時期でした。『The Dream Chapter』シリーズで活動していた当時、僕たちはまだ未熟で、至らないところも多かったけど、熱意だけは人一倍ありました。情熱的に、いろんなことを吸収していた時期でしたね。

BEOMGYU 今、過去の自分たちを振り返ってみると、そういうことを積み重ねて今の僕たちがあるのだし、人ってきっとそうやって成長していくものなんだなって、今は思います。僕たちにとって〝夢の章〟は始まりの時期であり、アーティストとしての覚悟をもたせてくれた大切な時間でした。

──『The Dream Chapter』シリーズと『The Chaos Chapter』シリーズの間にリリースされた3rdミニアルバム『minisode1: Blue Hour』はどんな立ち位置の作品ですか?

BEOMGYU 『minisode1: Blue Hour』はもともと章と章の間をつなぐものとして作られたアルバムで、曲のクオリティも高くて満足しています。僕が大好きな「We Lost The Summer」も収録されていて、個人的にすごく好きなアルバムです。

TAEHYUN 僕は、このアルバムこそがメンバーに変化の風を吹かせてくれた作品だったと思います。このアルバムからメンバーの自主性、アーティスト性が芽生え始めたと思いますし、それが曲にも表れています。聴きやすくていい曲も多くて、それこそ名盤じゃないかと!

─2021年5月に発売された『The Chaos Chapter: FREEZE』からTOMORROW X TOGETHERの物語はさらに大きく動き出しました。このアルバムはみなさんにとってどんな作品ですか?

TAEHYUN 『The Chaos Chapter: FREEZE』は特に力を注いだアルバムでしたし、僕たちにとっては羽ばたきという意味のあるアルバムだったと思います。前作の『minisode1: Blue Hour』を経て、僕たちの成長を見せることができたアルバムでした。

BEOMGYU それまでと比べて、切ない雰囲気の曲をタイトル曲としてお届けしたのはこの時が初めてだったので、新鮮でした。新しい章の幕が開けて、以前とは違う僕たちを見せることができたのもよかったです。

YEONJUN 曲もコンセプトもダンスも全部よかったし、個人的にすごく好きなアルバムです。僕たちと同世代である〝Z世代〟のみなさんの心を代弁するような作品になったと思います。たくさんの方に希望を与えることができたという意味でも、僕たちにとって意義深いアルバムになりましたね。

──このアルバムに収録されている英語曲「Magic」はビルボードのAirplayチャートにもランクインしました。世界的な評価を受けたことについてはどう思いますか?

HUENINGKAI 「Magic」は僕たちの初めての英語オリジナル曲にもかかわらず、世界中の方に愛されて、本当に感謝しています。僕たちもこの曲にすごく愛情を持っているので、たくさんの方に聴いていただけて嬉しいです。

YEONJUN デビューする前は、僕たちの曲を世界中の人に聴いてもらえるだなんて想像もできなかったけど、こんなにたくさんの方に愛されて、僕たちの曲が世界中に広がっているということがとても光栄です。ただただ感謝しかないです。

──その3カ月後には早くもリパッケージアルバム『The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE』をリリースしました。タイトル曲「LO$ER=LO♡ER」のミュージックビデオでは、TOMORROW X TOGETHERのみなさんが自分の生きたいように生きようともがく青年を演じています。このアルバムとこの曲がみなさんにもたらしたものは何でしょうか?

TAEHYUN このアルバムはこれまでの活動の中で最も短い時間でカムバックした作品だったんです。それまではアルバムをリリースするたびに自分たちでも成長を実感してきたけれど、前作からわずか3カ月で成長できる自信は、正直、当時の僕にはありませんでした。結果的にいいアルバムになったのは、僕を含めた全メンバーのがんばりのおかげだと思います。ラップのリリックを書いたり、メロディを作ったり、メンバーが曲作りに参加することで、よりアーティストとして成長できたアルバムでした。

BEOMGYU 「LO$ER=LO♡ER」のミュージックビデオでは、退屈な日常から逃げ出してやりたい道を選ぶ青年を演じたのですが、撮影しながら、実際の僕はこれまでやるなと言われたことに対してハッキリNOと言ったことがあっただろうかと考えたら、一度もないと思ったんですよね。僕自身、この曲で新しい自分を見つけられたような気がしましたし、曲もすごく好きなんです。この曲が僕にもたらしてくれたものは大きかったですね。

HUENINGKAI 「LO$ER=LO♡ER」は曲そのものに自由な雰囲気があるので、パフォーマンスも振り付けというよりは自由な動作を盛り込んだものになっていて、そこも好きですね。

TAEHYUN:スーツ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥25,300、シューズ参考商品 〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

TAEHYUN (テヒョン)

2002年2月5日生まれ。普段からおたがいにいたずらを仕掛け合うメンバーたちの中でも常に冷静沈着で、コメント力も抜群。

自分たちで曲を作るのは自然なこと

──TOMORROW X TOGETHERはメンバー自ら自分たちで曲を作り、自分たちの物語を曲に込めることをモットーとしていますが、そうするようになったきっかけは何ですか?また、曲を作りながら難しさや楽しさを感じるのはどんな時ですか?

YEONJUN きっかけというよりは、僕たちのアルバムなのだから僕たちの物語、僕たちの伝えたいこと、僕たちの考えが反映されるべきだと思ったし、練習生の頃からいつも「自分たちの曲を歌いなさい」とアドバイスをもらってきたので、自分たちで曲を作ることが僕たちには自然でした。曲を通して伝えたいことはたくさんあるけど、それを歌詞にするのは難しくもあり、それが楽しさでもあります。自分の考えを曲に込めて、その曲を聴いた人に共感してもらい、愛してもらえるというのはすごく幸せなことだし、歌詞を書くのも楽しいです。なので、難しさよりも楽しさのほうが大きいですね。

TAEHYUN TOMORROW X TOGETHERは自分たちの物語を伝えたいと思っていて、自分を表現する方法が音楽なので、自分たちで曲を作っているんです。僕もYEONJUNさんと同じで、曲作りはすべての過程が楽しいですが、自分が経験していないことを歌詞にするのは難しいですね。

HUENINGKAI 僕は、たくさんの方に僕たちの物語を知ってもらいたい、音楽を通してたくさんの方に僕たちのことを知ってもらいたいという思いから曲を作りはじめました。もちろん、思い通りにいかないこともありますが、そうやって繰り返し曲を作ったり、経験を積み重ねてきて、少しずつ曲の完成度が上がっていると思います。

BEOMGYU 僕は「Maze in the Mirror」が初めて作曲した曲でした。この曲は、実は曲を作ろうと意図してできたものではないんですよね。当時、僕はすごく悩んでいて、でも誰にも自分の悩みを打ち明けられなくて、歌で表現してみたら良いと思い作った曲です。曲を作っていて楽しいのは、いいメロディがスラスラ出てきて、自分の言いたいことがそのまま歌詞になる時。でも逆に、言いたいことは山のようにあるのに、歌詞として言葉にしようとしてもなかなか出てこない時はしんどいです。

SOOBIN 僕が曲作りって難しいなと思うのは、他の人とは見えている世界が違うのかも、と感じる時ですね。例えば、長い時間をかけていい詞が書けたと思っても他の人からの評価はイマイチだったり、逆に5分くらいでサッと書いたものが歌詞に採用されたりするんですよ(苦笑)。でもやっぱり自分が書いた歌詞が曲になるのは嬉しいですし、それが音源としてリリースされて、僕が書いた歌詞を世界中のみなさんが聴いて、読んでくれると思うとすごくドキドキします。

YEONJUN:スーツ¥431,200、シャツ¥62,700、ネクタイ¥31,900、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

YEONJUN(ヨンジュン)

1999年9月13日生まれ。しなやかなダンス、個性的な声質を活かしたボーカルとラップを兼ね備えたオールラウンダー。

──日本では11月10日に日本1st EP『Chaotic Wonderland』がリリースされました。どんな作品になりましたか?

TAEHYUN 『Chaotic Wonderland』には英語曲の「Magic」、「0X1=LOVESONG(I Know I Love You) feat.幾田りら[Japanese Ver.]」と「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]」、そしてGReeeeNさんが書き下ろしてくださった日本オリジナル曲「Ito」が収録されています。「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」は韓国ではシンガーソングライターのSeoriさんがフィーチャリングしてくれたのですが、日本語バージョンはYOASOBIのボーカルとしても活動する幾田りらさんが参加してくださって、スペシャルな曲になりました。「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」は僕たちにとって初めてのファンソングなので、絶対にこのアルバムに入れたいと思っていました。中身の濃いアルバムになったと思います。

HUENINGKAI 幾田りらさんとGReeeeNさんが僕たちのアルバムに参加してくださったおかげで、完成度の高いアルバムになりました。幾田りらさんとフィーチャリングできて光栄でした!幾田さんの声が僕たちの曲とすごく合っていたと思うし、とても素敵でした。

TAEHYUN 日本でもすごく人気の幾田さんの歌声がこの曲に入ることで、メロディは変わらないのにまた違った雰囲気が感じられる曲になっているんですよね。そこがすごい!

BEOMGYU 僕はGReeeeNさんが書き下ろしてくださった「Ito」が一番気に入っています。

YEONJUN 僕も「Ito」大好き!歌詞もいいし、メロディも僕好みだし、ぜひたくさんの方に聴いていただきたい曲です。

SOOBIN 「Ito」は歌詞がいいんですよね。デモを聴いた時から気に入って、デモを繰り返し聴きました。レコーディングして自分たちの声が入った曲を聴いてみたら、さらに気に入りました!僕たちだけで聴くのはもったいないので、多くのみなさんに聴いてほしいです。

──『Chaotic Wonderland』に収録されたMOAへの愛を込めた「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]」についてお訊きします。現在、コロナ禍で国内も同様ですが特に海外のファンと直接会える機会は失われてしまいました。そんな中で書かれたこの曲はみなさんにとってどんな意味を持っていますか?

HUENINGKAI 僕たちがMOAのみなさんのために歌うファンソングなので、歌詞をいつも以上に集中して書いた曲でした。MOAのみなさんを想う切ない気持ちをこの曲に込めたつもりです。

TAEHYUN 今は会うことができないけれど、心だけは近くにいるよということを表現したのがこの曲です。会えない間に募った感謝の気持ちでもありますし、これからも一緒にいようという願いでもあります。

YEONJUN MOAのみなさんと会えなくなってしばらく経つので、会いたくて切ない気持ちを歌詞に込めつつ、希望を感じられる曲になりました。僕たちがみなさんに伝えたいメッセージを込めた意味のある曲ですし、この曲を聴いてみなさんが僕たちと会えない時間を共有したり、僕たちのメッセージに喜んだりしてくれたら嬉しいです。ファンのみなさんがこの曲をすごく大切に受け止めてくださるので、僕たちにとっても本当に大切な曲になりました。

BEOMGYU 歌詞を書きながら、MOAのみなさんと初めて会った時のこと、一緒に過ごした日々の思い出、そしてこれからも共にするはずの未来について思いを馳せながら歌詞を書きました。そういうことを僕たちが曲にするということにも意味があると思いますが、この曲をみんなと共有して、将来を約束するということにも大きな意味があると思います。

SOOBIN これまで書いた歌詞は僕たちと同世代の気持ちを代弁したものだったり、あるいは自分自身に向けて書いた歌詞だったのですが、この曲では初めてファンのみなさんのためにメンバーみんなで歌詞を書いたんですよ。なので、この曲は僕たちらしいファンソングになったと思います。

BEOMGYU:スーツ参考商品、シャツ¥62,700、ネクタイ参考商品、チーフ¥18,700、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

BEOMGYU(ボムギュ)

2001年3月13日生まれ。作詞作曲の実力を兼ね備え、「Maze in the Mirror」では共同プロデューサーとしてクレジットされた。

世界が変わった、その後

──2020年から2021年にかけて世界はパンデミックの影響で一変しました。この期間に気づいたもの、得たものはありますか?また、新しく始めたことはありますか?

YEONJUN 2020年より以前はいつも僕たちの目の前にファンのみなさんがいてくれたじゃないですか。ステージの向こう側にファンがいることはいつもすごく嬉しくて。コロナ以降はMOAのみなさんに会えなくなって、みなさんへの愛や感謝の気持ちがより強くなりましたし、ひとつひとつのステージを大切にしようという気持ちもより一層強くなりました。すべてにおいて切実さが増した気がします。ファンに会えないのはすごく悲しいけど、それでも今年はいろんなことに挑戦できてよかったです。いろんなことが叶ったし。いいことも悪いこともあった1年でしたね。

BEOMGYU 僕たちにとって、ずっと一緒だったMOAのみなさんが、一緒ではないということがコロナによる変化ですね。それが僕たちにはすごく大きくて。2019年までは、音楽番組に出演すると客席には必ず僕たちを応援してくれる人がいました。だからこそいまはより一層ファンのみなさんの大切さを感じます。普段は家にこもってばかりいないで自転車に乗ったり運動したり、少し活動的なことをしようと心がけています。

SOOBIN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

SOOBIN (スビン)

2000年12月5日生まれ。真面目で実直。穏やかな性格でメンバーをあたたかく見守るタイプのリーダー。

──2021年10月には初単独コンサート「ACT:BOY」を開催しました。コロナ禍ということもあり、オンラインでの開催でしたが、どうでしたか?

YEONJUN 初めてのコンサートなのにMOAのみなさんと会えなかったのが本当に残念です。それでも、オンラインではあったけどコンサートができてよかったですし、オンラインだからこそ遠い場所から見守ってくれた方にも喜んでいただいて、いいコンサートになったと思います。早くオフラインでコンサートしたいという気持ちがより強くなりました。

HUENINGKAI 初めてのコンサートだったので不安もありましたし、オンラインだから心配もあったけど、当日はとても楽しかったのでなんだかスッキリした気分でした(笑)。最後まで楽しい気持ちでステージに立つことができました!

BEOMGYU オンラインコンサートだから、臨場感やエネルギーが感じられなかったらどうしよう、コンサートを観てくれる人に力を与えられなかったらどうしようと不安でしたが、当日はMOAのみなさんのメッセージに励まされて、すごく楽しかったです。次こそは大きな会場で、みなさんと目と目を合わせて、一緒に歌って、踊れる日が一日も早く来るといいなと願っています。

──2022年にやりたいことは何ですか?

HUENINGKAI 日本では2021年11月10日に日本1st EP『Chaotic Wonderland』がリリースされたので、たくさんの方に愛してもらいたいと思っています。来年はオフラインでの活動はもちろん、個人的には曲作りに邁進して、アルバムに収録される僕の曲の割合を増やしたいです(笑)。

YEONJUN MOAのみなさんに会えたらいいですよね。今年こそは絶対に会いたいです。

SOOBIN 本当にささやかだけど新しい趣味を作ってみようかと(笑)。今年はワールドツアーにも行きたいです。まだ一度もツアーに出たことがないので、海外のファンのみなさんにも会えたらいいなと思っています。

──最後に、TOMORROW X TOGETHERはどんなグループですか?

HUENINGKAI みなさんの心の中の一部を占める存在になりたいです。

BEOMGYU 遠い未来に聴いても、名曲が多いなと思ってもらえるグループであったら嬉しいです。

YEONJUN 個性的で魅力のある子たちだと思っていただければ嬉しいです。たくさんの方に明るい希望と癒やしを届ける存在でありたいです。

SOOBIN 歌やパフォーマンスだけでなく、個性的なメンバーも僕たちの強みです。人々に力を与えられる、明るいパワーを持った子たちだと思っていただければ嬉しいです。

TAEHYUN 「GQ MEN OF THE YEAR」にふさわしいグループです!

HUENINGKAI:スーツ¥605,000、シャツ¥62,700、ネクタイ¥24,200、シューズ参考商品〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

HUENINGKAI(ヒュニンカイ)

2002年8月14日生まれ。幼少期より音楽に興味を持ち、歌手を志す。愛され末っ子。

TOMORROW X TOGETHER

2019年 韓国1stミニアルバム
『The Dream Chapter : STAR』にてデビュー
初海外ショーケース「TOMORROW X TOGETHER SHOWCASE : STAR in US」開催
韓国1stアルバム
『The Dream Chapter: MAGIC』リリース

2020年 日本1stシングル「MAGIC HOUR」にて日本デビュー
韓国2ndミニアルバム
『The Dream Chapter: ETERNITY』リリース
日本2ndシングル「DRAMA」リリース
韓国3rdミニアルバム
『minisode1: Blue Hour』リリース
初ファンミーティング「2020 TXT FANLIVE DREAM X TOGETHER」開催

2021年 日本1stアルバム『STILL DREAMING』リリース
ファンミーティング「2021 TXT FANLIVE SHINE X TOGETHER」開催
韓国2ndアルバム
『The Chaos Chapter: FREEZE』リリース
リパッケージアルバム『The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE』リリース
初の単独コンサート〈ACT:BOY〉開催
日本1st EP『Chaotic Wonderland』リリース

TAEHYUN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 BEOMGYU:タキシード(上下) ¥605,000、シャツ¥89,100、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 HUENINGKAI:タキシード(上下) ¥416,900、シャツ¥89,100、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 YEONJUN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700 SOOBIN:ジャケット参考商品、シャツ¥89,100、パンツ¥113,300、ボウタイ¥18,700、チーフ¥18,700〈すべてRALPH LAUREN PURPLE LABEL/RALPH LAUREN/ラルフローレン〉

Photos Park Ja Wook / Visual Creative Lee Hyunju、Rakta 

Styling Lee Ahran / Hair Seungwon Kim / Make-up Han Ahreum / Words Yoon Suhi