高級そうめんがバズり中! 揖保乃糸「三神」で涼を味わう

白度、麺線、細さ、どれをとっても最高位の高級そうめんが話題だ。これを食べずして、夏は越せない!

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揖保乃糸の最高級ライン「三神」

「揖保乃糸」の最高級ライン「三神」が、「人生が変わる」、「高ければ高いほどウマい」とツイッターで話題だ。手延べそうめんの代名詞とも言える「揖保乃糸」には7つの等級があり、その頂点に君臨しているのが幻のそうめんとも称される「三神」。ランクは、原料、白度、麺線、細さ、製造時期などの違いによって分けられる。これに加えて「三神」の製造には、熟練の高い技術が必要で、全国で数軒の製造者しか作れないそう。そうめん界の最高級品とされているのも納得だ。自分へのご褒美にこっそりひとりじめするも良し、友人を招いたホームパーティーのおもてなしや、夏の贈り物としても良し。きっと喜ばれるはず。

隠れた名品! 「揖保乃糸」中華麺やパスタ

スーパーでなかなかお目にかかれないので、ぜひ一度試して頂きたいのが「揖保乃糸」の中華麺やパスタ。知る人ぞ知る隠れた名品2つをご紹介する。

つるっとした喉ごしの良さとコシが特徴の中華麺は、夏なら冷やし中華で頂いてみてはいかがだろう。通常の中華麺よりあっさりしていて、食欲が湧かない夏バテ気味の日でも食べやすい。

そうめんと同じ手延製法で作られたパスタの茹で時間は、わずか2分〜2分半! カッペリーニ程の細さでソースとも絡みやすく、冷製パスタなどとも好相性だ。

熟成素麺の世界へようこそ

原料、色、麺線、製造時期など素麺はグレードが高ければ高いほど、高級でうまいとされているが、疑ったほうがいい。味わいにこだわるなら、熟成年数が見逃せない。種類は「ひね」=1年寝かせたものと、「大ひね」=2年寝かせたものがあり、やはり2年ものは舌触り、コクが違う。素麺界を代表するブランド、「揖保乃糸」の「大ひね」はこちらのみ。麺の太さは0.65〜0.7mm。金帯の「ひね」もあるが、一度はこちらを試してもらいたい。なお素麺は熟成させる際、ごま油または菜種油などの食用油を塗って保管する。茹でたら、いつも以上にしっかりと流水で洗おう。

富山を代表する大門素麺

越中砺波(えっちゅう・となみ)に伝わる技法を駆使した大門(おおかど)素麺。一番の特色は糸巻きのような独特の形状だ。茹でる際に真ん中で割って鍋にいれる。割ることで茹で上がったときにちょうどいい長さになるのだ。麺の太さは0.85mmで、しっかりと味わいが感じられる。ほかの地方と比べ、丸みを帯びた舌触り。風情あるパッケージも魅力のひとつ。

小豆島素麺はごま油の香りをまとう!

日本三大素麺産地のひとつ、小豆島。小豆島手延素麺協同組合「島の光」は、400年の歴史を持つ。天日干し、かどや製の純正ごま油、瀬戸内海の塩にこだわり、ほかの産地と比べ、香り高さが特徴だ。麺の太さは0.9mmで、どっしり感あり。黒帯(特級)もあるが、まずは歴史へのリスペクトを込め、赤帯(上級)からトライしたい。

文・故金さくら、GQ JAPAN編集部