ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏、悪名高い刑務所に収容
Irina Reznik、Henry Meyer-
刑務所はモスクワから100キロ離れたウラジーミル地方にある
-
受刑者は粗末な建物に収容され、多くは肉体労働を強いられる
1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。
ロシア反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)は、悪名高い刑務所で約2年6月の服役を開始した。モスクワの裁判所は2月20日、同氏に対する2014年の有罪判決を執行猶予付から実刑に切り替える判断を維持する決定を下していた。
ナワリヌイ氏は25日にモスクワ市内の拘置施設から移送され、モスクワから東に約100キロ離れたウラジーミル地方の刑務所の施設に収容されたという。モスクワの人権監視委員会のアレクセイ・メルニコフ氏がブルームバーグに語った。
同刑務所は服役囚の生活のあらゆる面を刑務当局が管理する「レッドゾーン」に分類されており、受刑者は粗末な建物に収容され、多くは肉体労働を強いられる。
この刑務所を昨年12月に出所した反体制派活動家のコンスタンチン・コトフ氏は、1年半の服役中に絶え間ない脅しを受けたと述べた。刑務官に敬礼しないなどの違反行為に対する処罰が繰り返され、他の受刑者から隔離させられることもあったという。
国営タス通信の26日の報道によれば、ロシア連邦刑務当局の責任者アレクサンドル・カラシニコフ氏は、刑務所内でナワリヌイ氏の「健康や生活に対する脅威」はないと述べた。
原題:
Russia Sends Navalny to Notorious Penal Camp Feared by Inmates(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE