円が対ドルで上昇、一時138円台後半-6月米CPI発表後
テソ由美、酒井大輔、Robert Fullem
更新日時
-
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は2月以来の低水準
-
日銀の政策修正観測を背景に円売りポジション巻き戻す動きも
12日午前のニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで一時1%余り上昇し、138円78銭を付けた。6月の米消費者物価指数(CPI)発表を受けてドルが下落している。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、2月以来の低水準に沈んだ。
朝方発表された6月米CPIは、過去2年余りで最も低い伸びにとどまった。物価圧力を抑制する米金融当局の取り組みが奏功していることを示唆した。
米消費者物価指数、6月は前年同月比3%上昇-予想以上に減速 (1)
円を巡っては、日本銀行が今月の回答で政策を修正するとの観測を背景に、売りポジションを巻き戻す動きがあることも指摘されている。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1214.28 | -5.86 | -0.48% |
ドル/円 | ¥139.27 | -¥1.09 | -0.78% |
ユーロ/ドル | $1.1059 | $0.0050 | 0.45% |
米東部時間 | 9時00分 |
原題:Dollar Falls to Five-Month Low After Inflation Report; Yen Rises、Yen Advances More Than 1% Amid Unwinding of Short Positions(抜粋)
(新たな情報を加えて更新します)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE