BEAUTY / TRENDS

自眉派におすすめ。ナチュラルだけど、どこかクールな眉メイクの秘訣

もともとの形を無理にいじらず、グルーミングする感覚で整えるナチュラル眉。自然に見えるのに、実は整えるためのテクニックを仕込んでいる、このタイプの眉のつくりかたとは?

一番なじみのある自眉を生かしたセット方法は、スタンダードだからこそ、時代やトレンドに合わせて更新していきたい。メイクアップ・アーティストの耕万理子さんは「今、個人的に撮影現場で一番頻度が高いのがこの眉なんです。それぞれが持つ自眉を生かしつつ、必要なものをプラスしてバランスを取る、まさにグルーミングに近いイメージです」と語る。「まず最初にクリアの眉マスカラで毛流れを整えてから、隙間など足りない部分をパウダーやペンシルでふんわりと描き足すのがおすすめ」。前出の“ラミネートブロウ”のように立ち上げたり、張り付くような仕上がりでなくてOKだという。「あまり毛流れを上向きにするとシャープに主張しすぎてしまうので、斜めに流すのが自然。また、最初は眉頭や眉尻だけなど、部分的にトライしてみても」

ワックスとパウダーの2種をセット。ふんわりとしながらも密着力が高い。ラ パレット スルスィル ドゥ シャネル N 02 ¥7,700/シャネル カスタマーケア(0120-525-519)

赤みのないグレイッシュな色。繊維入りでソフトに仕上がる。フロッキー アイブロウ マスカラ GY90 ¥3,850(4月18日発売)/エレガンス コスメティックス(0120-766-995)

程よいホールド力で、眉をナチュラルに固定。クリアでどんな眉の人にもマッチ。アイブロウジェル ¥2,750/RMK(0120-988-271)

「ぼかしたような仕上がりになる」と、耕さん推薦の一本。アイブロウディファイナー 410 ¥6,050/クリスチャン ルブタン ビューティ(0120-449-360)

話を聞いたのは……

耕 万理子
メイクアップ・アーティスト。外資系コスメブランドに在籍し、アジアに数名しかいないシニアアーティストとして活動後、フリーランスに転身。その緻密な計算のもと生み出される理論とテクニックで、広告や雑誌等、幅広い分野で活躍中。

Photos: Daigo Nagao  Text: Kazuko Moriyama  Editor: Yu Soga

※『VOGUE JAPAN』20223年4月号「眉あり VS 眉なし? モードな眉メイク最新事情」転載記事。