GoogleがPixel 4を発表、iPhoneに対抗－カメラとAI機能向上

米グーグルは15日、新型スマートフォン「ピクセル４」と「４ＸＬ」を発表した。

　　画面サイズ5.7インチの「ピクセル４」と6.3インチの「４ＸＬ」は、カメラのレンズが追加されるなどデザインが一新された。ディスプレーも大きく改善され、動画が一段とスムーズになったほか、従来の指紋センサーに代わる顔認証機能を搭載している。メモリーも６ＧＢに増強された。

　　また、レーダーを使った新たなモーションセンサーを内蔵しているため、ユーザーはピクセルに触れずに手ぶりで操作することが可能になる。人工知能（ＡＩ）アシスタント「グーグル・アシスタント」の機能も向上し、米アップルの「Ｓｉｒｉ（シリ）」や韓国サムスン電子の「ビクスビー」に対するリードを拡大している。

　　ピクセル４の価格は799ドル（約８万7000円）からで、４ＸＬは899ドルから。ピクセル４の価格はアップルの「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）11」を100ドル上回るが、「11Ｐｒｏ」を200ドル下回る。

　　新型ピクセルは15日に予約を開始し、24日に発売する。グーグルはピクセルを初めて全ての米４大通信会社を通じて販売する。

　　色はオレンジ、ブラック、ホワイトの３色から選べる。アップルの新型アイフォーンと同様に第５世代（５Ｇ）通信ネットワークには対応していない。グーグルは５Ｇ技術に取り組んでいるとしているが、いつごろ５Ｇ対応のピクセルを投入する計画か明らかにしていない。

原題：
Google’s IPhone Retort: More Cameras and AI in New Pixel Phones（抜粋）