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ソフトバンクG、投資会社フォートレス売却-経営陣とムバダラに

  • ソフトバンクG保有のフォートレス株90.01%をムバダラが取得
  • 取引完了後はムバダラが70%、フォートレス経営陣が30%を保有

ソフトバンクグループは米投資会社フォートレス・インベストメント・グループの株式90.01%を、アブダビ首長国の政府系ファンド、ムバダラ・インベストメントに売却する。

  ムバダラとフォートレスが22日、この取引で合意したと発表した。ムバダラは資産運用を手掛ける完全子会社ムバダラ・キャピタルを通じて、現在ソフトバンクグループが保有するフォートレス株を購入する。ムバダラ・キャピタルは既にフォートレス株9.99%を保有している。

  発表文によれば、取引完了後にムバダラはフォートレス株の70%を保有し、残り30%はフォートレス経営陣が取得する予定。同経営陣には、取締役会メンバーの過半数を指名する権利の付いた種類株も付与される。

  取引の条件は開示されていない。ブルームバーグ・ニュースは昨年9月、フォートレスを20億ドル(現在の為替レートで約2770億円)超と評価し得る案件になると報じていた。

ソフトバンクG、傘下のフォートレス売却で合意近づく-関係者 (1)

  ソフトバンクグループは2017年にフォートレスを傘下に収めた。取引完了後もフォートレスは独立性を維持する。

原題:SoftBank Sells Fortress Stake to Mubadala, Management Team (1)(抜粋)

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