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秋冬メイクトレンドを実践! 最旬ルックを完成させる買いのコスメをマーク

2023-24年秋冬ランウェイのさまざまなビューティールックの中から、目もと、口もと、そして肌に関する3つのホットワードをピックアップ。今秋発売の新色コスメとともに、アップデートされた最旬メイクを実践しよう。
【2023年秋冬新色コスメ】秋冬メイクトレンドを実践! 最旬ルックを完成させる買いのコスメをマーク

TREND1:まるで素肌の延長。陰影で魅せるブラウンアイメイク

パコ ラバンヌ(PACO RABANNE) 2023-24年秋冬コレクションより。Catwalk Photo: Victor VIRGILE, Gamma-Rapho / Getty Images

エルメス(HERMÈS) 2023-24年秋冬コレクションより。Catwalk Photo: Armando Grillo / Gorunway.com

モードなメイクの代表ともいえる目もとをダークカラーでぐるりと囲むスモーキーなムードから、アイラインやカラフルな色で遊ぶアーティスティックな仕上がりまで、アイメイクのバリエーションが豊富だった2023-24年秋冬コレクション。なかでも実生活で簡単に取り入れられるのが、ここ数シーズンよく見られるワントーンで作り上げたアイメイク。光沢と陰影で目もとを立体的に仕上げるメイクで、秋冬らしい温もりを感じさせるブラウン系が主流だ。

パコ ラバンヌPACO RABANNE)のようなベージュトーンは肌なじみも抜群で、ヌーディに仕上げたいときにうってつけ。まぶた全体に加えて目の下にも入れているが、パールを効かせた質感を選んでいるので奥行きが生まれ、のっぺりとした印象を回避している。

エルメスHERMÈS)のような深みのあるシックなブラウンは、秋冬らしさが一気に高まる色み。柔らかくも目もとの骨格を際立たせるようなメリハリのある陰影を与え、適度な目力もプラス。平坦に見えないように仕上げている。

光と影を操り立体感のある目もとを演出する精鋭

濡れ艶な目もとを叶えるアイカラーが、透明感のある自然な発色と肌へのフィット感を高めて進化。濡れたような艶仕上げと湿度を含んだマット仕上げの2つの質感で、肌なじみ抜群の全30色がラインナップ。〈上から〉アイグロウジェム スキンシャドウ 12G、23M 各¥2,970(ともに7月16日発売)/コスメデコルテ(0120-763-325)

乳液のようになめらかなテクスチャーが肌に溶け込むようにピタッと密着。塗り重ねることで、ニュアンスのある奥行きが生まれる。パールの配合バランスが異なる3種の質感で、ニュートラルカラー中心の全8色を展開。〈左から〉ユナイテッドフルイドアイカラー N02、S01 各¥3,850(ともに8月9日発売)/THREE(0120-898-003)

色や大きさの異なるパールが立体感と煌めきをまぶたに表現。スムーズになじみ、シアー過ぎない絶妙な発色で、ひと塗りで存在感のある目もとを演出する。ベージュやブラウンのほか限定2色を含む7色がラインナップ。〈左から〉リクイド ラスター アイズ 02、04 各¥4,070(ともに7月21日発売)/SUQQU(0120-988-761)

なめらかで乾燥しにくいテクスチャーに進化し、鮮やかな発色が長時間持続するバックステージ生まれのリキッドアイシャドウ。新色のヌード系カラーは、リニューアル前に人気を博していたベストセラー。パールの煌めきが印象的。アイ ティント 9L ¥4,730(9月15日発売)/アルマーニ ビューティ(0120-292-999)

TREND2:艶と血色感をほんのり纏わせたベージュリップ

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY) 2023-24年秋冬コレクションより。Backstage Photo: Filippo Fortis / Gorunway.com

ロエベ(LOEWE) 2023-24年秋冬コレクションより。Catwalk Photo: Armando Grillo / Gorunway.com

今季注目のゴスロリトレンドを強調させるマット仕上げのシックな赤など、ひと塗りで唇を主役にするランウェイにおいて定番のレッドリップはもちろん健在。ただそんな赤リップとは真逆をいく、素の唇の美しさを艶で引き立てるヌーディな印象のリップメイクも先シーズンに引き続き多く見られた。

目もとをブラウントーンで仕上げたステラ マッカートニーSTELLA McCARTNEY)のメイクアップはナチュラルにこだわり、唇もヌーデイに。血色感を生かしたシアーな発色の艶やかなリップは、唇本来の美しさを引き立てている。

ミニマルに徹していたロエベLOEWE)のメイクアップでもベージュ系のリップをチョイス。透明感あふれるリップは、光が当たると艶めき、ぷるんととボリュームアップ。シンプルながらひと塗りで美しい口もとに仕上げていた。

光沢感あふれるみずみずしい艶を極めたヌードカラー

ケア成分40%配合で、やさしくなめらかに包み込みながら、鮮烈な発色と艶を唇にもたらす話題のリップに、クリーミーなベージュヌードが仲間入り。まるで粘膜のように極薄にフィットするライトな感触も魅力。ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド 13 ¥5,720/イヴ・サンローラン・ボーテ(0120-526-333)

ひと塗りで輝きをオンする新フォーミュラを採用し、発色とリップケアのいいとこ通りを叶えたハイブリッドなリップ。潤い力も高く、唇をなめらかに整えふっくらとした印象に仕上げる。アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック 200 ¥4,400(7月21日発売)/ナーズ ジャパン(0120-356-686)

鮮やかな発色とみずみずしい艶にこだわり、華やかで存在感のある唇を演出。豊富なトリートメント成分がふっくら感をもたらす。04番のイエローベージュにはゴールドパールが配合され、上品な艶を堪能できる。ルージュ クラジュール 04 ¥4,180(8月18日発売)/エレガンス コスメティックス お客様相談室(0120-766-995)

注目のCBDを中心に美容液成分を贅沢に配合したトリートメントベースの2層リップ。潤いを与えるだけではなく、ぷるんとシアーな唇に整えるのが特徴。ヌードカラーとともに、溶け込むような血色感が同時に楽しめる。ミネラルリップセラムデュオ 03 ¥4,180(8月2日より限定発売)/エムアイエムシー(03-6455-5165)

TREND3:ニュートラルな肌の鍵は光と影を操る立体感

アレキサンダー マックイーン(ALEXANDER McQUEEN) 2023-24年秋冬コレクションより。Catwalk Photo: Courtesy of Alexander McQueen

サカイ(SACAI) 2023-24年秋冬コレクションより。Catwalk Photo: Alessandro Viero / Gorunway.com

ナチュラルなアイメイクやリップメイクを際立たせているのは、手をかけていないように見せてしっかり作り込んでいる素肌感重視のベースメイク。そんなすっぴん風の肌に繊細な光と影を施して輪郭や骨格を際立たせる、コントヮリングのテクニックを駆使したメイクアップが今シーズンも多く占めていた。

ゴールドのニュアンスをチークの中央に添えながら、こめかみに向かってシェーディングを入れていたアレキサンダー マックイーンALEXANDER McQUEEN)のメイクアップ。目もとや口もとはカラーレスに仕上げながらも、ベースメイクでメリハリを作り出すことでナチュラルメイクに強さをプラス。フェイスラインもすっきり仕上げている。

サカイSACAI)のベースメイクは、顔の中心部にひかるが集まるようにハイライトを入れ、頬の下にはシェーディングで影を作り立体感を演出。素肌っぽいのに春夏シーズンとは異なり、どこか凛とした印象を与えている。

艶と影を仕込んで立体感を自然に際立たせる

ブランドのアイコンがデザインされた大判サイズの特別なハイライター。温かみのあるゴールドは肌なじみもよく、適度に輝かせるよう絶妙に計算された煌めきをもたらす。レ サンボル ドゥ シャネル ル リオン ウォーム ゴールド ¥13,200/シャネル カスタマーケア(0120-525-519)Photo: ©︎CHANEL

頬と唇に使える、ブランド初のリキッドタイプのマットカラー。セカンドスキンのようになじむ軽やかな使用感で、チークにのせると明るく光沢感のある仕上がりを実現。リップとチークの色をワントーンでマッチさせてもOK。リキロッソ 151R ¥5,500(7月28日発売)/ヴァレンティノ ビューティ(0120-323-220)

目もとのみならず頬や唇にも使えるティントタイプのマルチカラー。グロッシーな質感で、ベタつくことなく濡れたような艶と透明感をもたらす。深みのある色でもクリアに発色し、頬に陰影や血色感を演出する。〈上から〉ザ アイシャドウ マルチ ティント 002T、005T 各¥2,530(8月4日発売)/アディクション ビューティ(0120-586-683)

リアルさを追求した影色に肌に溶け込むようになじむ透け感を掛け合わせたスティックタイプのフェイスカラー。さらりとした仕上がりで肌になじみ、ナチュラルながら顔の造形を自然に際立たせる。シャドウオンフェース 01 ¥3,300(8月4日発売)/KANEBO(カネボウインターナショナル Div. 0120-518-520)

Editor: Manami Ren