英中銀は来年2回の利上げへ-インフレ急加速で短期市場が織り込む
Greg Ritchie、James Hirai-
2022年12月までに計0.4ポイントの利上げを想定
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ベイリー総裁、引き締め実施の最低条件は満たされたとの考え
イングランド銀行(英中央銀行)が来年、恐らく2回の利上げで政策金利を0.5%に引き上げるとの見通しが15日の短期金融市場に織り込まれた。英政策金利は現在0.1%。
5月時点では2022年12月までに0.15ポイントの利上げが想定されていたが、さらに0.25ポイントの引き締め予想が織り込まれた。
英中銀は8月のフォワードガイダンスで、「緩やかな引き締め」が必要となる公算が大きいとしていたが、ベイリー総裁は先週、引き締め実施の最低条件は満たされたとの考えを示した。
英中銀、金融引き締めの必要性認識-インフレは予想以上に加速へ
英中銀、政策引き締めへ最低限の基準は満たされた-ベイリー総裁
昨年後半時点ではトレーダーらがマイナス0.1%までの利下げもあり得るとみており、今年2月までは追加緩和が想定されていた。
英中銀は通常、0.25ポイントずつ利下げや利上げを行うが、20年3月の前回利下げは0.15ポイントだった。次のステップとしては0.15ポイント利上げで政策金利を0.25%にする可能性が高いとストラテジストはみている。
原題:U.K. Traders Are Now Betting on Two BOE Rate Hikes Next Year (1) (抜粋)
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