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ECBのシュナーベル理事、ドイツのインフレ率が一時的に3%突破も

  • ECBの金融政策は中期的な視点、短期的な変動の先を見る
  • インフレ加速がユーロ圏に定着しつつある兆候は見られない

欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、ドイツ経済が新型コロナウイルス禍の打撃から回復するのに伴い、同国ではインフレ率が3%を突破する可能性があると述べた。その上で同氏は、高インフレが持続することはないとの見方を示し、ECBはそうしたボラティリティーの先を見ていると話した。

  同氏はドイツの放送局RTL/NTVとのインタビューで、「インフレ率に大きな変動が見られるが、それはコロナ禍によってもたらされたものだ」とし、「ECBの金融政策戦略は中期的な視点に立っている。つまり短期的な変動の先を見るということだ」と述べた。

  さらに、インフレ加速がユーロ圏に定着しつつある兆候は見られないと指摘。しかし、もしそうなった場合はECBが政策手段を調整し注意深く対応すると言明した。

原題:ECB’s Schnabel Sees German Inflation Briefly Rising Above 3% (1)(抜粋)

 

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