中国不動産開発の龍光、ドル建て債価格急落-債務負担大きいとの観測
Rebecca Choong Wilkins、Alice Huang-
2023年償還ドル建て債、額面1ドルに対し10.8セント下落
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香港市場で龍光の株価は一時5%を超える下げ
中国の不動産開発会社、龍光集団の社債価格が17日の取引で急落し、最安値を更新している。同社の債務が報告よりはるかに多い可能性があるとの観測が広がった。
龍光の2023年償還ドル建て債は香港時間午前10時50分(日本時間同11時50分)現在、額面1ドルに対し10.8セント下落し66.1セント。香港に上場している同社の株価は一時5%を超える下げとなった。
成約販売で中国20位の不動産開発会社である龍光は14日、私募債を発行していたとのうわさを否定。債務負担懸念から同社のドル建て債が広く売られていた。
龍光はまた、同社が融資2件と信用補完証券2本の保証をしているとのデットワイヤの報道も否定。デットワイヤは23年末までの債務を巡る8億1200万ドル(約929億円)の保証で龍光が厳しい立場となる可能性があると14日に伝えていた。
大手クレジットリスク評価会社3社は龍光を「ダブルB」相当と格付け。同社債の一部は先月、額面水準で取引されていた。
原題:Chinese Developer Logan’s Bonds Plunge on Hidden Debt Concern(抜粋)
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