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沖縄発の芸術祭が今年も開催! やんばるアートフェスティバル 2022-2023

自然と共生する芸術祭、やんばるアートフェスティバルが4月9日(日)まで開催中だ。沖縄県本島北部大宜味村、国頭村、名護市の複数会場にて、国内外で活躍するアーティスト全30組による作品展示のほか、職人によるクラフトの展示販売やイベントを行う。

SIDECORE×KOM-I×新美太基×KINJO

今年で第6回目を迎えた「やんばるアートフェスティバル」が、沖縄県本島北部の大宜味村、国頭村、名護市の会場にて開催中だ。本年度のテーマは 『シマを繋ぎ シマに響く』。「シマ」とはIsland(島)だけでなく、Community(地域社会)も含み、日本全国のみならず、海外の多彩な「シマ」からやってくるアートを、やんばるで繋ぎ、やんばるで響かせるという意味だ。

2017年の初開催時、複数の市町村を横断するアートイベントは沖縄県内で初めての試みだった。大宜味村を中心に、名護市、本部町、国頭村、東村、今帰仁村などで、アート作品の展示やイベントなどを行い、国内外からのべ25万人ほどを動員。アートを普及するのみならず、沖縄県本島北部の魅力を広める一助となってきた。2021年7月には「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」の世界自然遺産登録が決定し、ますます注目されるこのエリアで、アートをキーにやんばるの魅力を国内外に発信する。

現代アートが一同に会すエキシビション部門では、国際的に活躍する日本、海外の芸術家に加えて沖縄県内のアーティストも参加。SIDE CORE×KOM-I×新美太基×KINJOやChim↑Pom from Smappa!Group、金サジ、山内祥太など、国内外にて第一線で活躍するアーティスト全30組が、沖縄・やんばるでしか生み出せない、地理を生かした新作を制作、展示する。

18組が参加するクラフト部門では、伝統から現代まで、県内の様々なクラフトを展示販売する。若手から実力派の職人による、陶器、ガラス、織物、染物、木器などの沖縄の風土を感じさせる力強い作品が並ぶ。

アートやクラフトを通じて、やんばるという地域を周遊しながらその魅力を体感しに行きたい。

Chim↑Pom from Smappa!Group

伊藤彩×許芝瑜

Uymam Project

カゼモニワ 多田弘×濱元朝和


『やんばるアートフェスティバル2022-2023 シマを繋ぎ シマに響く』
開催期間/2023年1月14日(土)~4月9日(日)
・メイン会場の大宜味村立旧塩屋小学校を含む複数会場は、金土日祝のみ開館
開催場所/大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティーセンター)、六田原展望台、やんばる酒造、オクマ プライベートビーチ&リゾート、辺土名商店街、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ、カヌチャリゾート、名護市民会館前アグー像
料金/入場無料
https://yambaru-artfes.jp/

Text: Saori Asaka