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米ベイン、中国共産党幹部による上海オフィス訪問を「温かく歓迎」

中国上海の共産党幹部が米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーを訪問した。ベインの上海オフィスへの訪問が確認されたのは、中国当局による業界取り締まり強化が世界各国の投資家の間で動揺を招いて以降、今回が初めてとなる。

  ベインの中国事業部門でマネジングパートナーを務める韓微文氏は5日に上海市静安区の当局者らを「温かく歓迎」し、同社の事業展開について説明を行った。ベインが中国のソーシャルメディア、微信(ウィーチャット)で10日発表した。

  今回の訪問については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  ベインの今回の発表は、政府との関係がより前向きなものへと変化していること示唆している。同社は発表文で、当局者が企業に対し健全な事業環境を整えると表明したと説明した。

  ベインはこれまでに、中国当局が上海オフィスの従業員に事情聴取を行ったことを確認していたが、聴取の内容については詳細を明らかにしていない。

  上海政府の担当者にコメントを求めたが、すぐには返答が得られなかった。

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原題:Bain ‘Warmly Welcomes’ Visit From Shanghai Officials After Probe(抜粋)

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