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トランプ氏、24年大統領選への出馬示唆-新党立ち上げ観測を一蹴

更新日時
  • フロリダ州で開催された保守系団体のイベントの最終日に演説
  • 模擬投票では参加者の97%がトランプ氏のリーダーシップ支持
トランプ前米大統領

トランプ前米大統領

Photographer: Joe Raedle/Getty Images North America

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トランプ前米大統領は2月28日、大統領退任後初めて公の場で演説し、新党を立ち上げるとの観測を一蹴する一方、2024年大統領選への出馬をほのめかした。

  トランプ氏は4日間の日程で開催されたフロリダ州オーランドでの保守政治行動会議(CPAC)の最終日に登壇。演説では「私は新しい党を始めない。それはフェイクニュースだ」と言明。「新党を立ち上げたら、票が分かれて絶対に勝てない。そんなことに興味はない」と語った。

  さらに、4年間の大統領任期中の自身の成果を並べ立てた上で、20年選挙では自身が勝ったとの虚偽の主張を繰り返し、「彼らを3度目に倒すことを決断するかもしれない」と付け加えた。

  トランプ氏は大統領退任後、2度目の弾劾裁判につながった1月6日の連邦議会議事堂乱入事件を受けてツイッターなどから締め出されたこともあり、異例の沈黙を貫いてきた。

  90分に及ぶ演説の約半分をトランプ氏は、選挙での不正を訴える虚偽の主張に費やした。バイデン新政権に対する批判も展開し、最後は24年選挙では共和党が勝利すると宣言し、「それは誰になるかな」としたり顔で締めくくった。

マコネル氏、24年大統領選で共和党指名ならトランプ氏を支持

  同イベントでの模擬投票では、参加者の97%が共和党におけるトランプ氏のリーダーシップを支持。70%が同氏の大統領選再出馬を望み、55%が24年選挙での望ましい候補に挙げた。

原題:Trump Teases Possible 2024 Run In Speech Recalling 2016 Themes(抜粋)

(第5段落以降に情報を追加して更新します)
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