コンテンツにスキップする
Subscriber Only

津波注意報をすべて解除、トンガ沖火山噴火-NHK

更新日時
  • 多少の潮位の変化はあっても、被害の心配はなしとの判断
  • 仙台発着便など一部で運航遅延や欠航、午後は平常通りー日本航空
津波で転覆した漁船。高知県室戸市の佐喜浜港(1月16日)

津波で転覆した漁船。高知県室戸市の佐喜浜港(1月16日)

Photographer: Koichi Nakamura/Yomiuri Shimbun/AP Photo

NHKは、北海道から沖縄にかけて出されていた「津波注意報」を、気象庁が午後2時にすべて解除したと報じた。今後、多少の潮位の変化があるかもしれないが、被害の心配はないという。

  気象庁は16日未明、前日午後1時頃発生したトンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴い、奄美群島とトカラ列島に津波警報、北海道から沖縄にかけての太平洋岸の広い範囲に注意報を出した。消防庁によると住家被害はなく、沖縄県糸満市で避難中に転倒した軽傷者1人の報告があった。

  津波警報や注意報の発令に伴って、旅客機の運航に影響が出た。日本航空は午前に、仙台、奄美大島、徳之島を発着する便で遅延や欠航などが発生したとしたが、午後の便については平常通りの運航を予定するとした。

  津波警報の原因になったのは、南太平洋のトンガ沖で15日に起きた海底火山の大規模噴火。この影響で沿岸部には津波が到達し住民は高台に避難した。AP通信によると、ハワイやアラスカ州、米太平洋沿岸にも津波注意報が発令された。

  トンガでは15日夕、インターネットの接続が全て不可能な状況で、負傷者や被害の状況は分からないと、AP通信がネットワークインテリジェンスのケンティックの幹部の発言を伝えた。

  ソーシャルメディアに投稿された映像には、トンガの沿岸部に大きな波が到達し、家屋や教会、その他の建物にも波が押し寄せている様子が映されている。

備考:気象庁発表

 

(津波に関する情報についてアップデートします)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE