タグ・ホイヤー、チューダー、セイコーから選ぶ“街ダイバーズ”の決定版!──ダイバーズウォッチ極私的3選

「2023年の新作時計、本気過ぎないダイバーズのおすすめは?」の問いに、時計ジャーナリストの渋谷康人が答えた。
タグ・ホイヤー、チューダー、セイコーから選ぶ“街ダイバーズ”の決定版!──ダイバーズ・ウォッチ極私的3選

ダイバーズウォッチは、本格派にしてバリューな3本をチョイス!

ダイバーズは、本来はレジャーダイバーやプロダイバーのためのアイテムではあるけれど、フィールドウォッチとしても昔から広く使われてきた。なぜなら防水性に加えてケースやブレスレットも他のスポーツウォッチより格段にタフだから。

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たとえばセイコーのダイバーズを伝説の登山家で冒険家の植村直己が愛用していた話はあまりにも有名。ただあまりにタフ過ぎると大きくなってかえって使いにくい。

そこで今年の新作ウォッチの中で本格仕様だが価格が魅力的で、海でもフィールドでも快適に使える3モデルを選んだ。ひとつはその植村直己愛用モデルの最新仕様。チューダータグ・ホイヤーも着けやすく、スペックも充分以上だ。

TUDOR

ブラックベイ 54(37mmサイズ)

今、ダイバーズの購入を考えるとき、絶対に見逃せないのが、信じられないプライスパフォーマンスで常に世界を驚かせるチューダー。この新作はCOSCクロノメーターのマニュファクチュールムーブメントを搭載。しかも軽快に着けられる小ぶりなケースサイズも魅力。SSケース×ブレスレット、自動巻き、37mm径。49万600円〈日本ロレックス / チューダー
TEL:0120-929-570〉

SEIKO

プロスペックス ダイバースキューバ SBDX057
1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 植村直己 限定モデル

エベレストに1970年に日本人として初登頂。さらに世界初の五大陸最高峰登頂者となった登山家で冒険家の植村直己。この時計は1974年~76年かけて北極圏1万2000km犬ぞり紀行で氏が使った1970年モデル。そのデザインを継承し最高峰のひとつ・モンブランを文字盤のモチーフにした限定モデル。SSケース×ブレスレット、自動巻き、44mm径。セイコーウオッチサロン専用モデル、世界限定:500本(うち国内:150本)35万2000円〈セイコーウオッチお客様相談室
TEL:0120-061-012〉

TAG HEUER

タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200

ハード過ぎないスペックの「プロフェッショナル200」の新作は、ベゼルインサート、リュウズ、針、インデックスにゴールド素材を使い、深いブルーの文字盤との組み合わせでダイバーズには珍しい「ラグジュアリーなテイスト」がとても新鮮。18KYGベゼル+SSケース×ラバーストラップ、自動巻き、40mm径。200m防水。63万8000円〈LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL:03-5635-7054〉

文・渋谷康人
編集・神谷 晃(GQ)