映画『ゴッドファーザー PART II』をはじめ、『グッドフェローズ』、『カジノ』、そして、アン・ハサウェイと共演した『マイ・インターン』など、数々のヒット作に出演してきたロバート・デ・ニーロ。
過去50年間、デ・ニーロはカジュアルなテーラリングを好み、少し抜け感のあるエレガントな着こなしを続けてきた。肩肘張らないその着こなしは、私たちにも真似しやすいのが特徴。時代に左右されない名優のスタイリングを、写真とともに振り返る。
1970年代
米・ロサンゼルスのロキシーシアターでキャッチされた若き日のデ・ニーロ。カジュアルなニットポロはノージャケットでもさまになる。髪がボサボサなのはご愛敬だ。
1976年
カンヌ国際映画祭にて。硬い印象になりがちなセットアップにソフトなニットシャツを合わせ、カジュアルでありながらもセクシーに仕上げた。
1980年
ニューヨーク映画批評家協会賞にて。ニュートラルカラーのニットポロとテーラードジャケットは、どんな場面でも通用するメンズウェア最強の組み合わせ。デ・ニーロは襟をジャケットのラペルの上に重ねて、さらにリラックス感をアップさせている。
1983年
こちらもカンヌ国際映画祭にて。ルーズなシャツにパッドや芯のないアンストラクチャーのジャケットを羽織れば、イタリア風スマートカジュアルのできあがり! そこに、デ・ニーロはドライビングキャップでアクセントを追加。
1990年代
ドーヴィル・アメリカ映画祭でのスタイル。グランジスタイルがトレンドだった90年代も、デ・ニーロはブレることなく、オーバーサイズ気味のライトカラーのジャケットにダークシャツで肩肘張らない独自のスタイルを貫いた。
2022年
トライベッカ映画祭でのスタイル。チャコールカラーのポロシャツ×黒のジャケットのレッドカーペットルック。どんなオケージョンでもトレンドに左右されない着こなしはデ・ニーロならでは。
2022年
今年4月のシネマコンでは、アルマーニのものと思われるネイビージャケットでソフトな印象を演出。インナーには、白髪とマッチしたグレーのボーダーシャツを合わせた。
From: BRITISH GQ Adapted by Etsuko Yoshikawa