世界限定1700本!小顔のイエローゴールドが気分!──セイコー「キングセイコー “KSK” 復刻デザイン 限定モデル」ほか

セイコーは、2022年2月に復活した「キングセイコー」から、「The Newest Classic」をテーマに掲げる2機種を発表。7月8日から発売する。
世界限定1700本!小顔のイエローゴールドが気分!──セイコー「キングセイコー “KSK” 復刻デザイン 限定モデル」ほか

エレガントな装いを加味した限定だけの特別仕様

セイコーが、1961年に誕生した「キングセイコー」を現代解釈した新作を発表したのは今年2月のこと。そのキングセイコーに「The Newest Classic」を体現する、「“KSK” 復刻デザイン限定モデル」と、「セイコーブティック スペシャルエディション」の2機種が加わった。

まずは、キングセイコーをおさらいしておこう。グランドセイコー誕生の翌年、1961年に高級腕時計としての性能と先進的なデザイン、適正な価格の共存を実現し、グランドセイコーとともに高級腕時計としての在り方を提示したのがキングセイコーだった。

2022年2月の復活にあたってベースとしたのが「KSK」と呼ばれる2代目キングセイコーだ。「KSK」は、初代モデルにはなかった防水性能、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規制装置を備えていたが、無駄を削ぎ落としたダイアル、エッジの立ったケーススタイリング、ボックス型のガラス形状など、キングセイコーデザインを確立したモデルと言われている。

今回登場する2機種はいずれも2代目キングセイコー「KSK」のデザインを忠実に再現したのが特徴だが、まずは全国のセイコーウオッチサロンで発売する「“KSK” 復刻デザイン限定モデル」から見ていこう。

シャンパンシルバーが美しいダイアルには、イエローゴールドカラーのインデックスと針を組み合わせた。ボックス型サファイアガラスに施した内面無反射コーティングの効果も手伝って、高い視認性を確保している点はさすがセイコー・クオリティといったところか。

裏ぶたには、キングセイコーの「盾」をモチーフとしたブランドマークをあしらったイエローゴールドカラーのメダリオンが配される。またリューズの繊細なセイコーロゴと防水仕様の証であった「W」のマーク、美錠のセイコーロゴなど、随所に「KSK」の意匠を再現しているあたりはマニア心をくすぐる。

ムーブメントは手巻き式だった「KSK」のオリジナルモデルとは異なり、セイコーの現行機種においてもっとも薄い自動巻きキャリバー「6L35」を採用。装着感と合わせて、現代のライフスタイルに適した機能性&実用性の追求に余念がない。

亀戸天神の藤波を着想源とする「セイコーブティック スペシャルエディションモデル」は、限定モデルと同じく、2代目キングセイコー「KSK」のデザインを忠実に再現。ダイアルは風で波のように揺れ動く藤の花を表現した。ムーブメントはコンパクトな自動巻きを搭載。約70時間のロングパワーリザーブを誇る。全世界のセイコーブティックにて発売される。

“KSK” 復刻デザイン限定モデル「SDKA003」

SSケース×クロコダイルストラップ、自動巻き(手巻き付き)、38.1mm径、世界限定1700本。38万5000円。

セイコーブティック スペシャルエディションモデル「SDKS011」

SSケース&ブレスレット、自動巻き(手巻き付き)、37.0mm径。21万4500円。

セイコーウオッチお客様相談室
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https://www.seikowatches.com/

文・神谷晃(GQ)