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ECBのレバレッジ比率緩和措置、銀行が延長を強く要求-関係者

欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス対策として一時的に講じている資本規制の緩和措置について、銀行業界が延長を求めて働き掛けている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  この緩和措置で、ECBはレバレッジ比率を計算する際にエクスポージャーの額から銀行が中銀に保管している預金を除外することを認めている。実質的に銀行の健全性指標を押し上げ、既存の資金で銀行事業に活用できる額を増やす措置だが、6月27日に期限を迎える。

ECB、銀行のレバレッジ比率で一時的緩和-コロナ禍で与信支える

  関係者の1人は、ECBは緩和措置を延長すべきか、延長するならどのような形にするか、まだ正式な協議を行っていないとしつつ、延長について当局者の一部は検討する姿勢だと語った。ECBの報道官はコメントを避けた。

  ドイツ銀行協会連合(GBIC)の報道官はブルームバーグの質問に対し、ドイツの銀行は緩和措置の延長を求めてECBに対しロビー活動を行っていくことを決定したと電子メールで返答した。

原題:ECB Pressed by Banks to Extend Capital Relief Beyond June (1)(抜粋)

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