日本製鉄が海外市場で2本建てCB、計3000億円-設備投資などに
堀江政嗣
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日本製鉄は16日、海外市場で転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行すると発表した。2本建てで総額3000億円となる。
同社が同日の臨時報告書で開示した内容によると、CBは欧州やアジアを中心とする海外市場で発行し、償還期限はそれぞれ2024年10月4日と26年10月5日となる。調達資金は設備投資や研究開発費などのほか、借入金の返済資金に充当するとしている。
ブックランナー兼主幹事はゴールドマン・サックスI、メリル・リンチ・インターナショナルと大和CMヨーロッパが務める。
日本製鉄は鋼材価格の高騰や好調な海外事業を背景に業績が回復している。8月には今期(2022年3月期)の事業利益と当期利益の予想を、それぞれ6000億円と3700億円に上方修正。いずれも過去最高益となり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減で打撃を受けた前期(21年3月期)からV字回復する見通しだ。
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(発表内容の詳細や背景情報を追加して更新します)
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