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フレンチガールがおしゃれに見える理由、飾らないヘアのコツって?【ファッション賢者たちのヘアアレンジ術】

念入りに手入れされていながらミニマルでこざっぱりとしたヘアスタイルは、スタイリッシュな装いに今っぽい洗練を与えてくれる。パリジェンヌたちが得意とするエフォートレスな雰囲気づくりを、髪型から取り入れてみて。

孤高のグッドガールを貫く、モデルのカミーユ・ロウ

Photo: Arnold Jerocki/ Getty Images

パリッとしたシャツにネイビーのセーターを重ねたクールなコーディネートに、センターパートのロングヘアでゴージャスながらカジュアルな印象を。分け目はまっすぐきれいにとり服とのトーンを合わせつつ、ヘアの動きや質感をナチュラルに保っている。ざっくり大きめの束に分けてブローし、毛先はヘアの赴くままラフに流すこと。

レア・セドゥは、緩急の差でパワフルアイテムを着こなす

Photo :Laurent Viteur/Getty Images

ゴージャスなクロップトップにダウンスタイルのヘアを合わせて、全体の雰囲気をぐっとモダンに。毛束を細かくとって巻き、動きと立体感は担保しながら、毛先を遊ばせてプレイフルな印象を与えている。メイクでも同じく、ラインをきれいにとったセミマットのリップとカラーレスな目もとを合わせ、コントラストを効かせて。

注目俳優のカミーユ・ラザが魅せる、ワンランク上のセンシュアル

Photo: Stephane Cardinale - Corbis/ Getty Images

タートルネックに3連ピアスと、顔まわりの要素が多い装いのときは、ヘアにラフな表情を加えて余裕ある雰囲気を醸し出すのもひとつの手。セミウェットな質感でツヤをキープしながら、生え際のベビーヘアや髪の表面の細かい毛束に動きを出して。全体のテクスチャーのムラ感やランダムな動きが、ワイルドな色気を与えてくれる。

ジャンヌ・ダマスに学ぶ、服とヘアのバランス感覚

Photo: Christian Vierig/Getty Images

胸元のあいたトップにツヤ感のあるロングコートというドレッシーな装いに、ナチュラルヘアでフレッシュなフィーリングを。ちょうど肩につくミディアムレングスは、丁寧にグルーミングされていることを感じさせる一方で、素のままを意識したセミドライなテクスチャーに。手を加えすぎずそのまま流して、イノセントなムードを感じさせよう。

俳優のメラニー・ロランが実践するパーティーヘア

Photo: Ernesto Ruscio/Getty Images

華やかなドレスアップスタイルに合わせるまとめ髪にもノンシャランな雰囲気を取りこめば、絶妙なこなれ感が。毛流れにゆるく余裕を持たせてアップにすることで、染めずに残した根元のカラーが髪型全体を立体的に見せてくれる。サイドのヘアや後れ毛は、ドライな質感でふんわりと。公の場でも親しみやすい“隙”を上手に演出して。

Text: Misaki Yamashita Editor: Yu Soga