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独ZEW期待指数、5月は21年ぶり高水準に-ワクチン接種加速が寄与

ドイツの景気回復に対する投資家の信頼感は5月に大幅上昇し、約21年ぶりの高水準となった。同国で新型コロナウイルスのワクチン接種計画が軌道に乗り出したことが後押しした。

  ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が11日発表した調査結果によれば、5月の期待指数は84.4と前月の70.7から急伸した。現況指数も改善した。ユーロ圏の景気期待指数も上昇した。

  ドイツではここ数週間にワクチンの接種ペースが大きく加速し、現時点で人口の約3分の1が1度はワクチンを受けた。感染状況の見通し改善に伴い、昨年11月から続く新型コロナ対策の厳しい制限措置もいずれ解除されるとの期待が高まっている。

  ZEWのバンバッハ所長は発表資料で「新型コロナ感染第3波が減速し、金融市場の専門家は一段と楽観的になっている」と述べ、「専門家は今後半年間に景気が大きく上向くとみている」と続けた。

Confidence is rising on Germany's recovery prospects

原題:German Investor Confidence Surges to 21-Year High on Vaccines(抜粋)

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