シスコシステムズ、向こう4年は5-7%増収見込む-市場予想上回る
Ian King-
増収に伴い1株利益も同様に増加へ-ヘレンCFO
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ウォール街は22年度に最高6%に達しその後は減速と予想
ネットワーク機器メーカー最大手の米シスコシステムズは、向こう4会計年度の増収率がアナリスト予想を上回る5-7%になる見通しを示した。
スコット・ヘレン最高財務責任者(CFO)は15日にアナリストや投資家に対し、売上高の増加に伴い一部項目を除いた1株利益も同様のペースで増えると述べた。ブルームバーグの集計データによれば、ウォール街は2022年度に最高で6%に達し、その後は減速すると予測していた。
シスコの明るい見通しはシリコンバレーの主要企業である同社の改革を目指すチャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)の取り組みが奏功していることの表れだ。ロビンスCEOはシスコを機器サプライヤーだけにとどめず、インターネット経由でネットワーキングサービスやソフトウエアを提供する企業に転身を進めてきた。
同社の売上高は従来、コンピューターネットワークのバックボーンを構成する高額なスイッチやルーターが大部分を占めていたが、15日に示した予測では25年度までにサブスクリプション(定額制)収入が全体の5割に達する見通しだとしている。
15日のニューヨーク株式市場では、シスコの株価は一時3%上昇。その後は値を消して前日比0.5%安の57.56ドルで終了。
原題:
Cisco Predicts Sales Growth of 5% to 7%, Outpacing Estimates(抜粋)
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