毎日着たくなる優しい着心地
気温がグッと下がり、ニットの出番が増える時季。この冬、押さえておきたいのが、アラン編みやノルディック柄のニット。クラシカルな雰囲気が今の装いにぴったりだ。米富繊維の新ブランド「ディスイズアセーター」や「ポロ ラルフ ローレン」から、ベーシックなデザインにアレンジを加えた新作が登場する。ほかにも、バーニーズニューヨークの「バブアー」別注など、進化した定番アウターもピックアップした。
THISISASWEATER.
「コーヘン」を手がける米富繊維が、“長く着られる”を突き詰めた新ブランド「ディスイズアセーター」を始動。伝統的な編み柄を忠実に再現したアランニットを、ソフトで軽やかな着心地に仕立てている。どんなボトムスとも合わせやすく、毎日着たくなる。
POLO RALPH LAUREN
ノルディック柄に馬型の風向計のモチーフを組み合わせた「ポロ ラルフ ローレン」のニット。製作に時間と手間がかかる、インターシャ編みによって表現したオリジナル柄は、近くで見ると迫力満点だ。表面に凹凸がないすっきりした見た目で、スタイリッシュに着られる。
BARBOUR
バイカージャケット「インターナショナル」にチェック柄のウール地を使用し、印象をガラリと変えたバーニーズニューヨークの「バブアー」別注。着丈を長くアレンジしたゆったりシルエットが、暖かく身を包んでくれる。ベルトやポケットなどのディテールが「バブアー」らしさをさり気なく香らせる。
FRANK LEDER
遊び心のある素材選びをブランドのアイデンティティとする「フランクリーダー」。こちらのジャケットの肩の赤いラインを見てお気づきの人もいるだろうか。今シーズンは、生地にオーストリア軍のヴィンテージブランケットを使用しているのだ。時を経て生まれ変わった素材は、着続けることによって、より貫禄を増していきそうだ。
Easy Moc
若手職人が作るハンドメイドのモカシンシューズが注目されている、アメリカの気鋭シューズブランド「イージーモック」。スニーカー用のフットベッドをモカシンシューズに使用するなど、意外性のあるデザインが好評だ。履き心地はいわずもがな、足もとに豊かな個性をプラスしてくれる。
写真・高橋絵里奈 スタイリング・飯垣祥太 文・羽賀まり奈