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ベンジャミンと網膜色素変性症
ジョルジオ アルマーニは、モデルのベンジャミンが2022年に立ち上げた非営利団体「HORIZON FOUNDATION」を支援することを発表した。ベンジャミンはフランス出身のモデルで、2019年に網膜色素変性症と診断された。当時28歳だった。ベンジャミンはジョルジオ アルマーニのファッションショーでモデルを務めた経験があり、ジョルジオ アルマーニ ヴェラ コレクションと、ジョルジオ アルマーニ アイウェアのローンチのさいには、自らが抱える難病を告白している。
網膜色素変性症は、眼球のなかで光を感じる組織である網膜に異常がみられる遺伝性の変性視力疾患で、日本では厚生労働省の定める「指定難病」に認定されている。現在も有効な治療方法が確立しておらず、長期の療養を必要とする疾病だ。症状としては夜盲、視野狭窄、視力低下がみられ、4000人から8000人にひとりの割合で起こるといわれる。
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「HORIZON FOUNDATION」は、網膜色素変性症に関する医療研究を支援するために設立され、ベンジャミンをはじめフォトグラファーやディレクター、シネマトグラファーを含む5人のチームで構成されている。寄付金のうち70％はパリ視覚研究所へ送られ、30％は同財団によるプロジェクトの発展のために使用される。
プロジェクトの一環として、ベンジャミンは夢であった「ヨットによる大西洋横断」に挑戦する。その姿を伝えることによって、より多くの人に網膜色素変性症について広め、おなじ病に悩む患者に勇気を与えるのが目的だ。
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