腹筋を刺激すれば姿勢も改善
ピラティスはもともと、負傷兵のリハビリのために開発されたエクササイズ。その特長はインナーマッスルに働きかけること。カラダのコアが機能することで姿勢を改善し、それが健康的な肉体のベースとなっていくというメソッドだ。
第17回は、座り作業で下半身がむくみがちな人にオススメの「シングルレッグストレッチ」(左右10回✕2)。
「この時期、冷房が効いた部屋のなかで一日中座り作業をしていると、下半身の血行が悪くなり、むくんでしまいがちです。骨盤と股関節の筋肉を動かし、腹筋や腹斜筋に刺激をいれるシングルレッグストレッチは、下半身を引き締め、姿勢の改善にもつながります」(3731BODYWORX MINAMI代表)
・「テーブルトップ」と呼ばれるポーズ。仰向けの状態から足を90度持ち上げる。膝も90度をキープ。
・お腹に力を入れ、腰が反らないように。背中全体を床につける意識で。
・頭を持ち上げて、交互に足を斜め45度に伸ばす。
・なるべくゆっくり。頭は上げた状態をキープ。
・頭は腹筋で支える。肩、胸あたりはリラックスした状態に。
・足を伸ばすときは、方向が一定になるように注意。リズミカルかつゆっくりと動かすことを意識。
代々木上原のピラティススタジオ「3731BODYWORX」代表
身体の不調を調えるコンディショニングから、ボディメイク、ダイエットなど、それぞれの目的や体型、体質、ライススタイルに合わせた指導で高い人気を誇る。「ストレスが多く、過緊張になりがちな方にこそおすすめしたいのがピラティスです。呼吸を整えながら身体を細かく意識して動かすことで、心身の緊張がほぐれるのを感じてもらえればと思います」(3731BODYWORX MINAMI代表)
動きをチェック!
文・川上康介 写真・髙橋 莉絵香 モデル・MISAKI ピラティス指導・MINAMI(3731BODYWORX) 編集・岩田桂視(GQ)