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債券は下落、日銀政策修正への警戒感強まる-20年債入札前に売り

更新日時

12日の債券相場は下落。日本銀行が月末開く金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感が強まった。13日に行われる20年国債入札を前にした調整売りも出た。

  SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは「日銀の政策修正観測の高まりを背景に、為替市場での円高と債券先物の下落が連動しているように見える」と指摘。日銀会合が近づくにつれ、ボラティリティーが高まることへの警戒感も相応にあるという。

新発国債利回り(午後3時時点)

 先物2年債5年債10年債20年債30年債40年債
 147円41銭成立せず0.135%0.475%1.090%1.335%成立せず
前日比33銭安 -+2.0bp+2.5bp+3.0bp+3.0bp -
先物中心限月の推移
 
 

  日銀は午前の金融調節で10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。

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