ルイ・ヴィトンの都会派ダイバーズにクロノグラフの新顔──「タンブール ストリート ダイバー クロノグラフ」

ルイ・ヴィトンは「タンブール ストリート ダイバー」にクロノグラフ機能を搭載する新作「タンブール ストリート ダイバー クロノグラフ」を追加。カラーはスカイラインブルー、ネオンブラックの2種類で、価格は157万800円。
ルイ・ヴィトンの都会派ダイバーズにクロノグラフの新顔──「タンブール ストリート ダイバー クロノグラフ」
©LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトンのダイバーズはスポーティ!

ルイ・ヴィトンは「タンブール ストリート ダイバー」に、クロノグラフ機能を搭載する「タンブール ストリート ダイバー クロノグラフ」を追加した。

自動巻き機構にクロノグラフ機構を追加した新作は、クロノグラフの2つのプッシュボタンがケース右側にあるリューズの上下に配置され、ダイビング時間を表示する逆回転防止のインナーベゼルのリューズは、左側の10時と11時の間に配されるのが主な特徴となる。

ケースはショットブラスト仕上げのスティール製。ブルーまたはブラックカラーのPVD処理が施され、象徴的な「LOUIS VUITTON」の12文字が刻まれたポリッシュ仕上げのスティールまたは同色のブラックのベゼルを装備する。カラーは、スカイラインブルー、ネオンブラックの2種類だ。

クロノグラフ機構を加えた新作だが、ジュネーブ時計グランプリを受賞した「タンブール ストリート ダイバー」の洗練されたデザインと視認性は健在だ。ベースとなった「タンブール ストリート ダイバー」をルイ・ヴィトンが発表したのは2021年。ねじ込み式リュウズ、内転式の逆回転防止ベゼル、水中での視認性を高めるスーパールミノバを塗布した針とインデックスといった、ダイバーズウォッチの基本要素を取り入れた。

いっぽうで、「ストリート」の名前からもわかる通り、本格派ダイバーズウォッチながらも、コンセプトは“都会派”だ。この腕時計が想定しているのは都市のライフスタイルであり、ファッション感覚で楽しめるスポーツウォッチである。

そもそもタンブールといえば、シンプルな機能をもつクラシックなタイプから、フライング トゥールビヨンやミニッツリピーターといった複雑モデルまで、豊富なバリエーションが特徴だ。デビューしたのは2002年。スイス・ジュネーブに拠点を置くウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリック・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で高級腕時計を製造。ハイエンドのコンプリケーションでも一目置かれる存在になった。

コレクションにはGMTもあり、コネクテッドウォッチもラインナップ。マスキュリン、あるいはフェミニンなデザインをも含み、本格時計でありながらも、さまざまなニーズやファッションの嗜好をすべて受け止めてきた。

今回、ファッション性に優れる都会派ダイバーズにクロノグラフが加わり、使い手のライフスタイルに寄り添った稀有なコレクションが完成した。

©LOUIS VUITTON

LOUIS VUITTON

タンブール オトマティック ストリート ダイバー クロノグラフ スカイラインブルー
SSケース×ラバーストラップ、自動巻き、46mm径、157万800円。

文と編集・神谷 晃(GQ)


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2022年9月に発売した限定復刻モデル「タンブール トゥエンティ」が即完売するなど、ルイ・ヴィトンのタンブールは快進撃がつづいている。来日したウォッチ部門のキーパーソン、ジャン・アルノーへのインタビュー取材を通して、コレクションの魅力に迫った。
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俳優業だけでなく監督業にも活躍の場を広げるブラッドリー・クーパー。彼の存在は、非専業である高級腕時計の分野に進出したファッションメゾン、ルイ・ヴィトンとシンクロする。
LOUIS VUITTON「タンブール ホライゾン ライト・アップ」
2019年1月にリリースした第2世代のコネクテッド ウォッチ「タンブール ホライゾン」から3年、ルイ・ヴィトンは第3世代目となる新作「タンブール ホライゾン ライト・アップ」を発表した。