米ブルックスブラザーズもマスク生産 医療用に提供
【ニューヨーク=高橋そら】米老舗紳士服店のブルックスブラザーズは自社工場でマスクの生産を始めると表明した。1日あたり最大15万枚生産し、医療関係者や病院に提供する。医療用ガウンも近く生産を始める。
同社は30日の声明で「ホワイトハウスや各州の指導者からの緊急要請に対応した」と述べた。東部ニューヨーク州やノースカロライナ州の各工場で、シャツやネクタイを製造するラインをマスク用に転用する。大学や米食品医薬品局(FDA)とも連携し、承認を得る。
クラウディオ・デル・ベッキオ最高経営責任者(CEO)は「小売業界の仲間と協力してヘルスケアシステムに不可欠な保護マスクを提供する。これは義務であり、当社のDNAの一部だ」と話した。1818年創業のブルックスは「1898年の(米西戦争における)米赤十字社の支援から、南北戦争より現在に至る米軍の制服作りまで、米国が困難な時は最前線に立ってきた」と強調した。
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