米国債トレーダー、平坦化見込むポジション巻き戻す動き-CPI控え
Edward Bolingbroke-
米国債のポジション解消が継続-JPモルガンの週間顧客調査
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フロントエンドでは資産運用会社がSOFR先物に強気-CFTC
ウォール街のトレーダーは12日の米消費者物価指数(CPI)発表を前に、米国債イールドカーブがさらに平坦(たん)化するとの予想に基づくポジションの解消を進めている。
長短金利のマイナス幅がかつてほど極端でなくなりつつある中、ポジショニングの失敗と米金融政策の道筋の不確実性に伴う新たなボラティリティーの中で資産運用会社はかじ取りしている。
結局のところ、米国債市場の最近のセッションにおける流れは、長短金利差のフラット化または新たな逆イールドを見込む取引を、痛みを伴いながら巻き戻す動きだ。
JPモルガン・チェースが11日発表した週間顧客調査を見ると、米国債のポジション解消が継続しており、アウトライトのロングポジションは2010年以来の高水準から後退し始めている。
フロントエンドでは、資産運用会社が担保付翌日物調達金利(SOFR)先物に強気で、2月以来のネットロングに転じたことが、米商品先物取引委員会(CFTC)の最新のポジション統計で示されている。
原題:Treasury Traders Bail on Flattener Trades Before Inflation Data(抜粋)
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