【新型コロナ】日米首脳会談、コロナも議題-オーストリア未接種に罰金
Bloomberg News-
NZ首相、オミクロン株の感染拡大に備える必要ある
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「厳しい数週間が見込まれる」と米医務総監
米国のマーシー医務総監は16日、新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大へのバイデン政権の対応を擁護した。ただ検査体制が需要に全く追いついていないことについては、保健当局者はギャップを埋める必要があると認めた。その上で同医務総監は今後、感染状況は悪化し、「厳しい数週間」が見込まれるとABCの番組「ジス・ウィーク」で語った。
21日に予定されているオンライン形式の日米首脳会談では日米同盟の強さを巡り話し合われるほか、新型コロナとの闘いについても意見交換が行われる。ホワイトハウスのサキ報道官が声明で明らかにした。
日米首脳、21日にオンライン会談-ホワイトハウス発表 (1)
ニュージーランドのアーダン首相はオミクロン株流入阻止のため水際対策を強化しているものの、国内に感染が広がる場合に備える必要があると述べた。
新型コロナワクチン未接種を理由にオーストラリア政府に査証(ビザ)を再び取り消された男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手は16日夜、メルボルン空港から出国した。豪連邦裁判所は同日、政府の決定を支持するとの判断を下していた。全豪オープン出場はかなわなかった。
ジョコビッチ選手が豪出国-「しばらく休養と体力回復に努める」 (3)
オーストリアは3月中旬からワクチン未接種の人に最大3600ユーロ(約47万円)の罰金を科す。ネハンマー首相が発表した。成人の住民が対象で、医療上の理由で接種が免除されている人は除外される。
イングランドはブースター(追加免疫)接種の対象年齢を従来の18歳以上から16歳以上に拡大した。サウジアラビアは5-11歳の子供へのワクチン接種を開始する。
ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は3億2778万人、死者数は553万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計97億回を超えた。
原題:‘Tough’ Weeks Ahead in U.S.; Tokyo Weighs Curbs: Virus Update、
U.S. Faces ‘Tough’ Weeks Ahead; Djokovic Departs: Virus Update(抜粋)