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ロシア、ウクライナ東部「事実上の吸収」狙う-EUが文書で指摘

ロシアはウクライナ東部を徐々に吸収しようとしていると、欧州連合(EU)が文書で指摘した。この文書は今週、加盟国間で共有され、ブルームバーグが内容を確認した。

  EUはこの文書の中で、ロシア政府がウクライナ東部で違法な選挙を組織し、地域住民にパスポートを発行していることを挙げ、「ウクライナ政府の支配が及んでいない地域を事実上ロシアに統合することが狙いだ」と分析。EUの外交政策をつかさどる欧州対外活動庁(EEAS)がこの問題で報告書の作成を準備するとしている。

  ロシアはウクライナ東部の併合意図を繰り返し否定し、同地域がウクライナ領内で広範な自治を認められることを定めた2015年の和平合意にコミットしていると主張している。

 

原題:
EU Says Russia Is Aiming to ‘De Facto Integrate’ Eastern Ukraine(抜粋)

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