血色と立体感を加える、大人のピンク。
全体をピンクトーンで統一したメイクは、血色を自然にアップして官能的な表情を醸す。「大人っぽく仕上げるためには、色味とくすみ加減をしっかり見極めながら色選びを。チークに使うならパール入りのダスティカラー、まぶた全体にはブラウンを帯びたピンクがおすすめです。ワントーンで仕上げるなら、額のサイドやヘアラインの部分にほんのりチークを差すと、メイクに統一感が」(YUKIさん)。ピンクのチークでも子どもっぽくなりすぎないコツは? 「頬の真ん中に入れてしまうとドールライクな印象になりますが、頬や頬骨の真ん中を避ければ、ピンクでも立体感が生まれてシックに」(イサマヤさん)
暗闇の中にロマンスを。ソフトに香り立つ官能性。
ダークカラーのメイクアップには、エッジィな中へ柔和な色気を感じさせるロマンティックなムードが。「透け感のあるダークさが新たな主流。ブラックを使ったメイクにしても黒1色ではなく、ブラウンのペンシルライナーやシャドウを仕込んでから色を重ねることで、深みとシアーな効果が生まれるんです」(YUKIさん)。シマーに輝くカラーや黒以外の色をベースに重ねる手も。「パンクっぽく見えるのが気になるときは、目もとやリップなど、ダークに彩るパーツをひとつに絞って。ほかの部分をフレッシュに保てばモダンに見せられます。優秀な日本のケアアイテムで、肌にツヤを仕込んでも」(イサマヤさん)
瞳の印象をアップする新しい眉メイクバランス。
ランウェイでもストリートでも増えているブリーチ眉を、セクシーに取り入れるコツはあるだろうか。「濃いメイクをしても眉の色を抜くと“違和感”が生まれてただのビューティーにならない。この眉に挑戦するのであればアイメイクはつねにしっかりめを心がけるのがベターです」(YUKIさん)。「ビギナーであれば、ブラックやブラウンのスモーキーアイをおすすめします。全体の印象が強調されて、疲れた感じに見えません。眉をブリーチせずにコンシーラーやパウダーを使ってそれらしく見せる方法も。私のチャンネル含めYouTubeにハウツー動画がアップされているので、チャレンジしたい人はぜひチェックを」(イサマヤさん)
Profile
イサマヤ・フレンチ
メイクアップ・アーティスト。メイクの域を超えたウェアラブルアートのクリエイターとしても一目置かれ、一流メゾンのランウェイのバックステージを多く手がける。自身の名を冠したメイクアップブランドをローンチすることが発表され話題に。
YUKI
メイクアップ・アーティスト。NYをベースに活動し、2021年より「RMK」のクリエイティブディレクターを務める。繊細で正確なテクニックとストリートカルチャーをミックスしたモダンな作風に、さりげない色香を漂わせるクリエイションを誇る。
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Photos: Shinsuke Kojima, Daigo Nagao (cutout) Editors: Misaki Yamashita, Kyoko Muramatsu