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シーメンス、4-6月は赤字転落-減損処理や部品不足が影響

  • ロシア関連やシーメンス・エナジーの減損で見通し下方修正
  • 4-6月は17億ユーロの赤字-市場予想超える赤字幅
The Siemens AG headquarters in Munich, Germany.

The Siemens AG headquarters in Munich, Germany.

Photographer: Andreas Gebert/Bloomberg

ドイツのエンジニアリング会社シーメンスの4-6月(第3四半期)は赤字となった。減損処理に加え、現在も続く部品不足や中国のロックダウン(都市封鎖)が重しとなった。

  11日の発表文によると、4-6月期純損益は17億ユーロ(約2300億円)の赤字。ブルームバーグ集計のアナリスト予想(6億3400万ユーロ)を超える赤字幅だった。

  同社は6月、傘下のタービンメーカー、シーメンス・エナジーの保有株価値を27億ユーロ引き下げた。この日、ロシアからの事業撤退に関連する減損処理が12億ユーロに膨らんだと明らかにした。

  こうした費用計上に伴い、通期の1株利益見通しを最大5.73ユーロと、これまでの最大9.10ユーロから下方修正した。増収率見通しは据え置いた。

原題:Siemens Swings to Loss After Writedowns, Supply-Chain Drag (1)(抜粋)

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