ケンダル・ジェンナーがパリで披露したミニドレススタイルが、「セックス・アンド・ザ・シティ」に登場するキャリー・ブラッドショーの着こなしを彷彿させると大きな話題を集めている。
ケンダルが着用しているのは、オーストラリア発のブランド、セント アグニ(ST. AGNI)。テンセル素材のニットドレスで、ボディラインに沿ったタイトフィットなシルエットが特徴だ。ライトグレーとデコルテでゆるやかな曲線を描くバトーネックも新鮮。このキャリー・ブラッドショーにオマージュを捧げたような着こなしは、90年代のミニマリズムが復活した今だからこそ押さえておきたいスタイルなのだ。ケンダルも、SATCのムードを意識してか、サングラスにシンプルなピンヒールサンダルを合わせ、肩にはボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のアイコンバッグ「アンディアーモ」をかけている。足りないのは、" Kendall "のネームネックレスだけだ。
本家本元は胸もとに“Carrie”ネックレスをON
キャリー・ブラッドショーの着こなしをもう一度振り返りたいなら、シーズン2の第15話を見直そう。ヴォーン・ワイゼルとの運命的なデートをはじめ、ミランダ、シャーロット、サマンサとの破局後の報告ランチで着ていたチャコールグレーのジャージードレスは、今見ても色褪せないヘルシーな色気を放っている。キャリーは、アビエーター仕様のサングラスにグッチ(GUCCI)のバッグを持っていた。
キャリー・ブラッドショーのようなジャージー素材のボディコンやタンクトップのミニドレスは、究極にシンプルながら存在感を放つクワイエット ラグジュアリーのトレンドに不可欠なアイテム。この夏は、90年代の洗練ムードが堪能できるスキニードレスにトライしてみよう。
今季狙うならどのブランド?
セント アグニ(ST. AGNI) ケンダル風な着こなしが叶う1着
上の写真は、冒頭でケンダルが着用していたセント アグニ(ST. AGNI)のもの。シーンを選ばないミニマルなデザインで、秋口には上からジャケットを羽織ってもスマートに決まる。
https://www.st-agni.com/
ベックアンドブリッジ(BEC + BRIDGE) 軽やかなライトグリーン
夏にぴったりのライトグリーンはベックアンドブリッジ(BEC + BRIDGE)から。デイドレスとして重宝すること間違いなし。
キアラ フェラーニ(CHIARA FERRAGNI) 着心地がよいリブニットタイプ
伸縮性のあるリブニット素材を仕様。肌馴染みのよいパステルイエローで、バストラインを美しく見せるディテールが施されている。
マトー(MATTEAU) フォーマルシーンに活躍するマキシ丈の黒
フォーマルなパーティーシーンで大活躍するロングドレス。フロントは、ミニマルなラインを強調したコンサバティブなデザインだが、バックスタイルに大胆なカッティングをあしらっている。
ヘロン プレストン(HERON PRESTON) 首もとにさりげなくロゴをプラス
ヘロン プレストン(HERON PRESTON)ならではのストリートな要素を胸もとのロゴに落とし込んで。スポーティーなムードが漂うため、足もとはトレンドのコンフォートサンダルを合わせてもOK。
Text: Emma Spedding Adaptation: Mayumi Numao
From UK VOGUE.COM