映画『クリード』や『ブラックパンサー』シリーズで知られる俳優のマイケル・B・ジョーダンは高級時計マニアでもある。公の場からプライベートまで、色を大胆に挑戦しながらも洗練されたファッションを着こなす。それだけでなく、腕時計のチョイスにもこだわっている。ときにはウォッチメーカーの最新作、ときにはレアなヴィンテージピース、ときには豪華なドレスウォッチ。ジョーダンがまとう時計は幅広い。そんな彼が見せつけたタイムピースをここで紹介する。
歴代の大統領に愛用されたクラシックなロレックス
ジョーダンは映画『クリード』の共演者ジョナサン・メジャーとNBAの試合を観戦するさい、ロレックスの「デイデイト 40」をつけていた。「デイデイト 40」はドワイト・D・アイゼンハワーやジョン・F・ケネディなど、歴代のアメリカ大統領に愛用されたことから“プレジデンシャル・ウォッチ”として知られている。1956年に発表された以来、クラシックな見た目は大きく変わることなく、新しい技術を取り入れながらアップデートされている。時代を超えて愛されるマスターピースをフーディと合わせて、さりげなく身につけるジョーダンはセンスがいい!
ヴァシュロン・コンスタンタン「222」の復刻版!
10月にアメリカで開催された映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022年)のプレミア上映に登場したさい、ジョーダンは今年復刻されたヴァシュロン・コンスタンタンの1970年のアイコンモデル「ヒストリーク・222」を着用した。
37mmのトノー型ケースに溝付きベゼルの組み合わせなど、オリジナルデザインをほぼ忠実に再現。18Kイエローゴールドがリュクスながら、一体化ブレスレットですっきりとした印象に。ジョーダンにはエレガンスとスポーティさを併せ持った1本がお似合い。
ピアジェを代表する極薄時計「アルティプラノ」
ピアジェは複雑機構を搭載した薄型時計で知られるウォッチメーカーである。アンバサダー をつとめるジョーダンは、ピアジェの「アルティプラノ アルティメート オートマティック」を愛用している。厚さは約5mmという極薄型ケースが腕にすっとなじんで、シャツの袖口にクリーンに収められるのが魅力。ベゼルの周囲には90個のダイヤモンドがセットされて、気品のあるゴージャスな雰囲気がちょうどいい。
ドレスウォッチ×ストリートウェアの手本!
ジョーダンは別の日に18Kホワイトゴルードの「アルティプラノ アルティメート オートマティック」を身につけた。クロコレザーのストラップが使用されたモノトーンの1本は、色鮮やかなバーシティジャケットと相性がいい。
ダイヤモンドが眩しい!
ケースと一体型の910Pピアジェ自社薄型自動巻きムーブメントを搭載した「アルティプラノ アルティメート オートマティック」。90個のダイヤモンドがセットされたベゼルにスケルトン文字盤を組み合わせて、華やかさと繊細さの共存を楽しめるピースだ。
美しいヴィンテージ「ピアジェ ポロ」
写真でジョーダンが着用したのは、ヴィンテージの「ピアジェ ポロ 7131」。18Kイエローゴールドをふんだんに使った直径25mmの小さいケースとブレスレットを一体化した繊細なデザインが特徴だ。ジュエリーのような小ぶりウォッチと、ジョーダンの鍛えられた二頭筋がいいコントラストになっている。「ピアジェ ポロ」は、メゾンの創業者であるイヴ・ピアジェが1979年にデザインされた男女兼用のスポーツウォッチ。あのアンディ・ウォーホルも愛用したそう。
From: British GQ Adapted by Winsome Li