CELEBRITY / STYLE

キャサリン皇太子妃、プリンセス・オブ・ウェールズとして初の公式晩餐会に出席

キャサリン皇太子妃がプリンセス・オブ・ウェールズとして初めての公式晩餐会に選んだのは、ダイアナ元妃のお気に入りだったことでも知られる「ラバーズ・ノット・ティアラ」だった。
Photo: Chris Jackson/Getty Images

南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領のイギリス訪問を受け、11月20日(現地時間)にバッキンガム宮殿で公式晩餐会が行われた。この日、キャサリン皇太子妃ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)による白のケープドレスを着用し、ダイアナ元妃が生前愛したことでも知られる「ラバーズ・ノット・ティアラ」を身につけて国賓を歓迎した。

このティアラは、ダイヤモンドをあしらった結び目(ノット)から、大粒のパールが揺れるデザインで、1910年代にメアリー王妃が王室御用達ジュエラーのガラード(GARRAD)に作らせたものだ。これに加え、ダイアナ妃がかつて所有していたダイヤモンドとパールのイヤリング、エリザベス女王から譲り受けたブレスレット、さらにはロイヤルファミリーオーダーと呼ばれる黄色い徽章と、ロイヤル・ヴィクトリア勲章の最高位デイム・グランド・クロスの星章と紺色のサッシュを纏った。

Photo: Chris Jackson/Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英国王室が公式訪問を受けるのは、アメリカのトランプ前大統領が訪問した2019年以来のこと。チャールズ国王が即位して以来、初めての公式晩餐会となった。王室メンバーが盛装し、女性がティアラを身につける公式イベントも約3年ぶりで、2019年12月に、各国の大使や高等弁務官などを招いて行われた外交団歓迎レセプションパーティー以来のことだった。なお、この時もキャサリン妃は「ラバーズ・ノット・ティアラ」を身につけていた。

Text: Tae Terai