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ロシア、中欧向けの原油パイプライン稼働再開を準備-10日中にも到着

  • ロシアのトランスネフチ、10日中にもスロバキアに原油到着と表明
  • パイプラインは送金問題で4日操業停止、ハンガリーMOLなど仲介
A general view of the refinery's wagon in Bratislava, Slovakia.

A general view of the refinery's wagon in Bratislava, Slovakia.

Photographer: Zuzana Gogova/Getty Images Europe

ロシアはパイプラインを通じた中欧への原油輸送の再開を準備している。ハンガリーの石油精製業者の仲介でウクライナへの輸送料支払いをめぐる問題が解決した。

  ロシアの国営パイプライン運営会社トランスネフチよれば、ドルジバ・パイプラインの南ルートを経由した原油は10日中にスロバキアに到着する可能性がある。広報担当のイーゴリ・デョーミン氏がブルームバーグに語った。トランスネフチは輸送再開の準備ができているという確認をウクライナから受け取ったという。

  ロシア産原油をウクライナ経由でハンガリー、スロバキア、チェコに輸送するドルジバ・パイプラインの南ルートは、欧州の銀行が欧州連合(EU)による制裁の一環でトランスネフチからウクライナのパイプライン会社ウクルトランスナフタへの送金を拒否したため、4日に操業を停止していた。

Druzhba’s Dependents

Germany’s eastern refineries depend on crude from Russia

Sources: Bloomberg; AW Consulting

  南ルート停止が発表された9日に一時急騰したブレント原油は、ロンドン時間10日午後0時11分時点で1.5%安の1バレル=94.85ドル。

  ハンガリーの製油会社MOLとそのスロバキア部門が10日にウクライナに輸送料を支払った。

 

原題:

Russia Set to Resume Oil Flow to Central Europe as Fee Paid (1)

(抜粋)

 

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