コンテンツにスキップする
Subscriber Only

オンライン教育を市場は好感、親に不人気でも-関連銘柄に投資家殺到

  • チェグやK12、ボックスライトなどの株価が大幅上昇
  • 懐疑派からは株価上昇への懸念の声も上がっている

小学生の子どもがリモート学習することを嫌がる親は多いが、好感を持っている人々もいる。オンライン教育関連銘柄の投資家だ。

  宿題の支援を専門とする米シリコンバレーの企業チェグの株価は年初来で120%余り上昇。オンライン学校を運営するK12の株価は約2倍になった。教室・教師研修ソフトウエアを学校に販売するボックスライトの株価は4月から約3倍に上昇している。

  しかし、懐疑派の中には、こうした熱狂は抑えがきかなくなりつつあるのではとの懸念する向きもある。新型コロナウイルスのワクチンが開発され、子どもが再び学校に戻ることになった場合、親がオンライン学習や自宅学習を続けさせるかどうかは分からない。

Chegg's year-to-date stock gain far outstrips Russell 1000

  教育関連の投資銀行・コンサルティング会社タイトン・パートナーズの共同創業者でマネジングディレクターのアダム・ニューマン氏は、「こうした企業の多くにとって問題は、1-2年上昇した後に落ち着くのか、それとも持続可能なのか、ということだ」と指摘している。

原題:
Stock Traders Reap Billions With Stampede Into Online Learning(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE