BEAUTY / EXPERT

寝起き風ヘアでノンシャラン! フレンチガール流、美容の極意9カ条を伝授。

ラフな寝起き風ヘアからフローレスな素肌、そしてアイコニックなリップ使い。そんなフレンチガールたちの片肘はらない“可愛さ”を身につけられる美容ティップスをご紹介!
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Mariane Guillon
フレンチインフルエンサーが、その美容法をナビゲート。

彼女たちの美容術をひと言で言い表すなら、「エフォートレス」だろう。それは、年齢にかかわらず、フレンチガールたちのヘア&メイクに対する向き合い方がポイントなのだ。

起きぬけのような無造作なヘアや、ミニマルなメイクも見せれば、うって変わって情熱的なキャットアイや、真っ赤なリップメイクだってお手のもの。フローレスな素肌をキープしているけど、いかにも「徹底的にお手入れしてます」という風にも見せない。それこそが、フランス在住のビューティー・エディターでインフルエンサーでもあり、最近、自身の口紅ブランドを立ち上げたばかりのカミール・ヨレインが13歳の時から徹底追求してきたアプローチだ。

そんなフレンチガール風の抜け感のあるビューティーを極めたいという人のために、ここからはカミール自身がそのティップスを紹介する。

ステップ1: 水をたっぷり飲む。

子どもの頃からずっと、母から「ちゃんとお水を飲んだ?」と声をかけられてきました。当時はそんな母にうんざりしていたのですが、今では感謝しかありません。十分な水分摂取こそ美容の鍵であり、肌ばかりでなく髪の毛や爪をヘルシーに見せてくれるからです。

ステップ2: ドライシャンプーを使う。

フランス女性らしさと言えば最初に思いつくアイコンの一つが無造作で寝起きっぽいヘアかと思います。これを作り出すには、ドライシャンプーを髪にスプレーした後に髪を手でクシャっと!するだけ。

ステップ3: とにかくシンプルが鉄則。

メイクに関しては、“Less is more”を信条に。アイメイクやリップが主役のメイクがダメだというわけありません。ただ、両方をいっぺんにするのは禁物。強調したい部分を1カ所に決めたら、ほかはシンプルにとどめ、そこを引き立てて。例えば、スモーキーアイにするなら真っ赤なリップはしない、その逆も同じ。

ステップ4:自分だけに似合うものにこだわる。

フレンチガールの美容術は、化粧品やテクニック以上に日常的な姿勢が鍵を握っています。それは自分の顔・体に対しての内面的な自信を反映するもの。自分にない美しさを羨むときもありますが、あくまでらしさを追求するのが、フレンチ流。

ステップ5: 日焼け止めはマスト。

私たちの肌が肩肘張らないエフォートレスな感じに見えるからといって、スキンケアに無頓着でいるという意味ではありません。SPFは必須であり、雨の日であろうと、今日はダルいなと思う日であろうと、欠かさず塗っています。

ステップ 6: 頬紅代わりに口紅をアプライ。

口紅をほお骨の上に淡くのばしてみると、いつもと違う雰囲気が少し出せますよ。顔全体としっくり馴染み、バッグの中の化粧品も減らすことができるんです。ほんの少し鼻先にもつけてみると、健康的でヴァカンスから戻ってきたかのような雰囲気に。

ステップ7: 唇をスクラブする。

口紅を塗る前に、そのキャンバスをできるだけ最善の状態に近づけておくことが大切。私は下準備としてリップスクラブのステップを欠かしません。スクラブは私のブランド、ヨルレイン(YOLAINE)でも展開していますよ。

ステップ8: 完璧を目指さない。

フレンチガールの美容術は完璧を目指すものではなく、ありのままの自分を活かすもの。例えば私はあえて角をとらず、アウトラインをぼかしたリップメイクが好き。自然なニュアンスが出せるからです。いつも、口紅を塗ってから指で軽くたたいて少しぼかすのが、マイウェイ。

ステップ9:ルールをすべて忘れ去る!

たまには上記のようなことをすべて忘れて、好きなようにビューティーを楽しむ。それもまた人生。楽しくなければ意味がないのだから!

Photos: Mariane Guillon Text: Tish Weistock
from VOGUE UK