崩れ方がきれいな薄膜仕上げが夏肌の最適解
YUKIさんが考える夏のベースメイクの極意は、「厚塗りにしないこと」だそう。「肌にのせるものが少ないほど崩れにくく、フィックスしやすくなる。ベースメイクが薄膜であれば、たとえ崩れても目立ちにくいし、崩れ方もきれいです」。ポイントは、肌づくりの仕込みと仕上げにあり。ファンデーション前後のステップが厚塗りを防ぐカギになり、崩れ方さえ美しい薄膜肌を叶えてくれる。
>>YUKIさんが指南する、ファンデーション選びのコツや薄膜に仕上げる秘訣もチェック。
【Step 1】潤いキープ力のある下地
ベースメイクの仕上がりには、土台となる肌のコンディションが少なからず影響してくるもの。「保湿力の高い下地をスキンケア感覚で全顔へ薄く均一に塗布し、潤いを閉じ込めます。夏に重たい下地は使いたくないから、薄膜タイプであることも大事です」(YUKIさん)。夏場は特に紫外線対策が欠かせないので、UVカット機能を備えたものをチョイスして。
【Step 2】少量でトラブルをカバーできるコンシーラー
「目の下の逆三角形ゾーンはシミやソバカス、くすみなどトラブルが多いところですが、そこを薄くカバーするのがポイント。少量できっちり隠せるアイテムを選ぶことが肝心です」(YUKIさん)。コンシーラーで下地を作っておけばファンデーションの厚塗りを避けられ、薄膜仕上げにまた一歩近づける。
【Step 3】テカリだけをおさえる無色のパウダー
肌づくりの仕上げやメイク直しにはプレストパウダーを。選ぶポイントは「余分なテカリだけをおさえ、色ではなく質感を整えるイメージ」だとYUKIさん。おすすめは、どんなスキントーンにもマッチして白浮きすることのない、トランスルーセントな無色のタイプ。「一日に何度重ね塗っても肌はフレッシュで、夕方になると肌がくすんでよどむといったことがなくなります」
目指すのは、内側からツヤがにじむナチュラルグロウな肌
夏場は高い湿度を味方につけて、「濡れたようなツヤをたたえたデューイな肌」に仕上げることが多いというYUKIさん。そこで大事になるのが、ベースメイク前のスキンケア。「素肌をしっかり潤わせ、下地やファンデーションで水分を閉じ込めます。潤うことで肌に宿ったみずみずしい光をハイライトとして生かせるし、スキンケアで肌を整えておけば崩れ方もきれい。皮脂と混ざり合った夕方の肌のほうが、メイクしたての朝の肌よりきれいに見えることも」。まずは、化粧水をたっぷり浴びて、肌も気分も爽快になる納涼スキンケアを。この夏は、肌を潤いで満たすことからベースメイクを始めよう。
Profile
YUKI
メイクアップ・アーティスト。NYをベースに活動し、2021年よりRMKのクリエイティブディレクターを務める。繊細で正確なテクニックとストリートカルチャーをミックスしたモダンな作風に、さりげない色香を漂わせるクリエイションを誇る。
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