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米大統領と下院議長、議員の説得工作強化-債務法案の議会通過目指し

  • 大統領自ら議員に電話し、閣僚らも下院民主党議員60人に電話
  • 「たくさんの人と話をした。良い感じだ」とバイデン大統領

米政権と議会共和党指導部は米国のデフォルト(債務不履行)回避に向けた合意を盛り込んだ法案で支持を得るため、議員への説得工作を強化した。一方、環境保護団体や国防重視派、保守強硬派は、妥協の末にまとめられた合意を批判している。

  民主党関係者によると、バイデン大統領は法案を支持するよう自ら議員に電話をかけており、閣僚とホワイトハウス上級スタッフも29日早朝までに下院民主党議員少なくとも60人に電話をかけた。

President Biden Delivers Remarks On Debt Ceiling Agreement
ホワイトハウスで発言するバイデン大統領(5月28日)
Photographer: Yuri Gripas/Abaca/Bloomberg

  バイデン大統領は29日に記者団に対し、「議会の今後の動きを私は確信しているとは決して言えないが、かなり良い感触がある」とした上で、「私は多くの議員と話をした。マコネル氏とも話した。たくさんの人と話をした。良い感じだ。投票が始まれば分かるだろう」と語り、共和党のマコネル上院院内総務とも会話したことを明らかにした。

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  大統領とマッカーシー下院議長(共和)はともに、法案可決に必要な票の確保に自信を示した。民主・共和両党の穏健派や現実主義者の有力議員は今回の合意に早い段階で支持を表明している。

原題:Biden, McCarthy Work Lawmakers to Pass Deal as US Default Looms(抜粋)

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