茨城県の国営ひたち海浜公園で開催される夏のフェスといえば、多くの人は「ロック・イン・ジャパン」を思い浮かべるのではないだろうか。しかし、ロック・イン・ジャパンは今年から会場を千葉へ移して開催することが決定。
そこで、「茨城のフェス文化の灯を消すな!」と立ち上がったのが、茨城県出身の起業家、堀義人。グロービズ経営大学院を開学し、日本版ダボス会議でもある「G1サミット」を創設した、経済人なら知らぬ人のいないパワフルな人物だ。
音楽、食、そしてアート界からプロデューサーを集め、立ち上がった新しいフェスの名前は「Lucky Fes」。総合プロデューサーに就任した堀義人は「フェスの概念を打ち破る楽しいイベントを作り上げて、3年以内に3大フェスに匹敵する規模にする」と血気盛んに語る。
「Lucky Fes」のテーマは「音楽と食とアートの祭典」。食や国内外のアートが堪能できるのはいうまでもなく、環境に配慮しながら、子連れ、家族でも安心して楽しめるイベントを目指すという。もちろん、医療団体と連携しての新型コロナ対策や熱中症対策も抜かりない。3つのステージを備え、来場者は1日あたり1万5000人を想定している。
豪華アーティストが続々参加を発表
出演アーティストもヘッドライナー級の大物が名を連ねているのだが、特筆すべきはヒップホップ界の超ビッグネームがずらりと揃う点だ。とくに開催2日目となる7月24日のラインナップがすごい。
まず、2021年度の「GQ MEN OF THE YEAR」でベスト・ラップ・アーティスト賞に選ばれたJP THE WAVY、そして、日本のヒップホップシーンのカリスマとも呼ばれる“成り上がり”BAD HOP、さらに『フリースタイルダンジョン』で、長らくラスボスとして君臨した般若。
彼らに加え、次世代のシーンを担うと期待される¥ellow Bucksや、そのステージに若い女性がひしめき合うt-Ace、ヒップホップの聖地NYの濃いヴァイブスを伝えるDJ LEADなどの実力者が勢揃いする。さらにMIYAVI、TENDRE、そしてAwichの出演も決まった。こんな贅沢なステージはそうそうあるものではない。
注目のLucky Fes 2022、2日目の7月24日のチケットはすでに販売中。詳しくは以下をチェック。
ロックとヒップホップがこれだけの規模でクロスオーバーする野外フェスは、おそらく日本で初めてだろう。「Lucky Fes 2022」は、初回から参加することに意義がある。
開催日: 2022年7月23日(土)、7月24日(日)
開催時間: 開場 9:00 開演 11:00 終演 19:30(予定)
チケット料金: 1日入場券(大人1万2000円、中高生6000円)、2日通し券(大人2万3000円、中高生1万1000円)
チケット販売ページ: https://luckyfes.com/ticket/
公式URL: https://luckyfes.com/
文・青山鼓