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PwC豪部門、シニアパートナー9人休職-不祥事受け信頼回復探る

コンサルティング大手のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のオーストラリア部門はシニアパートナー9人を休職させ、複数の独立取締役を取締役会に加える。豪政府から不正に情報を得ていたことが明らかになった同社は信頼回復に努める。

  PwCオーストラリアは29日、利益相反を最小限に抑え、コーポレートガバナンス(企業統治)を強化するため、豪政府との取引を制限すると発表した。

  PwCオーストラリアのクリスティン・スタビンズ最高経営責任者(CEO)代行は「調査が継続中にもかかわらず、こうした措置を発表するのは、われわれの利害関係者がPwCに対する信頼を取り戻すため透明性の向上を求めていると認識しているためだ」とコメントした。

  PwC元税務責任者の1人が政府顧問として働いていた際に秘密情報を入手し、それを同僚に漏らし、同僚らがその情報を用いて世界中の顧客に税金対策のアドバイスを販売していたことが判明し、PwCは非難を浴びている。

原題:PwC Australia Puts Nine Partners on Leave as Scandal Deepens (1) (抜粋)

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