BEAUTY / EXPERT

Netflix「セレブリティ」、ソ・アリの“繊細ブラックまつ毛”が無敵すぎる

現在ヒット中の「セレブリティ」の主人公、ソ・アリ役のパク・ギュヨンのまつ毛が可愛い。繊細でほどよいボリュームがあって、上品。そのまつ毛の美学とアリ・アイラッシュを実現する黒いマスカラを紹介する。

儚げな繊細アイラッシュ=美しいまざなし

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何が真実で、何が嘘か——この“インフルエンサー全盛時代”に一石を投ずるnetflixドラマ「セレブリティ」が面白い。いわゆる韓国ドラマの定番でトレンドでもある「下克上」もので、やられたら比較的2倍、3倍返しで反撃する主人公、ソ・アリの姿が勇敢。ほか作品よりも主人公の反撃スピードが早く勢いが良いので、観ていて気分がスカッとする。かなりテンポのよい良作だ。

第1話より。 Photo: Kim In Han / ©Netflix / Courtesy Everett Collection

18歳までお嬢様、19歳からは恵まれない家庭へと転落。SNSを通してトップ・インフルエンサーへとトランスフォームしていくアリを演じるのは、俳優のパク・ギュヨン、29歳である。「サイコだけど大丈夫」や「sweet home -俺と世界の絶望-」(ともに2020)などで確実な演技とスーパー小顔なヴィジュアルでほどよく爪痕を残してきた印象で、今作で一気にセレブリティ入りを果たした。

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そんな作品の役ともシンクロしたシンデレラガールの彼女。劇中のまつ毛が本当にキレイで、何度も何度も見入ってしまった。ちょっとしたアンニュイな表情を捉える横顔や、目を伏せた時のスッとのびた黒いまつ毛がアリの美しさを猛烈に底上げしている。まず、黒のボリューム感がほどよい。

第1話より。 Photo: Kim In Han / ©Netflix / Courtesy Everett Collection

ダマになっていないけど、下まつ毛はセパレートされながらもところどころしっかりと太さがあって、ほんの少しだけ毛束がある。上のまつ毛に関しては、カーラーでギュン!と上げずに自然なカール。ファッションに応じてライラックのアイシャドウが入ったり、やや太めのグレーのアイライナーが入ったりするけれど、マスカラだけで仕上げてる時の美しさがなぜか強烈だった。根もとからたっぷり塗り込むのではなく、根もとは少なめに抑えるのがポイントだ。サンローランのツイードドレスを着て、スーパーナチュラルなメイクアップの姿は本当に洗練されて可愛い。

ほどよい太さと上品なセパレートを叶える3本

がんばってないけど、漆黒の強さをほのかに感じるような上品でナチュラルなまつ毛。目力を無理なくアップさせるテクニックは、アリの信念を持って突き進むまなざしをうまく演出していたと思う。とにかく最強なまつ毛のバランス。そこでVOGUE編集部のビューティー・エディターに「長さだけでて、繊細なセパレートを作るマスカラ」を聞いてみたところこれらがあがった。

〈左〉ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ 01 ¥4,400(8月9日発売)/THREE(0120 -898-003)〈中〉カールフィックスマスカラ ブラック ¥1,650(現在同プライスでツイーザー付きも発売中)/エチュード(0120-964-968)〈右〉モテマスカラ マイクロ ¥1,980/ウズ バイ フローフシ(0120-963-277)

ウズの「モテマスカラ マイクロ」は目尻や目頭の塗りにくいところにも液が届くマイクロチップ仕様。一本一本を丁寧に染め上げることができ、エディターKはこのマスカラを付けていると必ず横顔を褒められるそう。エディターRはエチュードの「カールフィックスマスカラ」の黒を愛用中で、細かく密集したブラシがまつ毛をしっかりセパレートしてくれて、ちょうどいい束感が出来上がる点がいいそう。「ウォータープルーフで落ちにくく、一日中キープしてくれる」とこちらをプッシュ。エディターTはTHREEの「ワイズアイズパースペクティブ マスカラ」の黒に注目。先端が添え広がりになった特殊なブラシで、塗る角度によってボリューム感を与えるし、角度によってはセパレートに専念できるというハイブリッド仕様になっている。

カラーアイラッシュが継続したトレンドの中、ベーシックの黒マスカラを極めてみるのも良さそうだ。自分の素の美しさをそっと底上げするテクニックゆえ、新しい発見がありそう!

Editor: Toru Mitani