自分のニーズに合わせて、懐中時計や扇子などの小物をコーディネートに取り入れると、個性的なツイストになる。俳優のジョナサン・メジャースの場合、それは小さな陶器のカップだ。
今月、米ニューヨークの街角に姿を現したメジャースは、日本発のブランド「visvim(ビズビム)」のダウンベストにライトブルーのフーディ、ゆったりとしたグレーのスラックス、そしてブラウンのレースアップブーツを組み合わせていた。そして、このスタイリッシュなコーディネートを白×黒の斑点マグカップで引き締めていたのだ。また、別の日に映画『Devotion』(原題、2022年)のプロモーションイベントに登場したメジャースは、ダークトーンの着こなしに同じマグカップを合わせて一捻りを効かせた。
メジャースがカップを携帯するようになったのは、最近のことではない。2020年9月に米版『GQ』のYouTubeシリーズ「10 Essentials」に出演したとき、彼は自身の「人生に欠かせない10のアイテム」を紹介した。そのうちの1点が、職人が作った粘土のカップだった。「いつも、自分の器を持ち歩くようになりました」と語るメジャースは、愛用品を手にしながら「このカップは特別な粘土で作られています。最後に飲んだ飲み物の味、香り、そして、エッセンスをキープすることができるんですよ。ステキですよね」とうれしそうに語った。
確かに、小さなカップを携帯していれば、使い捨てカップを使わずに済む。地球にやさしいだけでなく、どこにいても愛着のあるアイテムと過ごせるので、気持ちも落ち着くだろう。メジャースのように、BYOC(Bring Your Own Cup:自分のカップを持参すること)を実践してみては?
From: GQ US Adapted by Winsome Li