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ECBの引き締めサイクル、終わりに近いがまだ先がある-デコス氏

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、スペイン銀行(中銀)のデコス総裁は、利上げを停止できる水準に近づいているものの、インフレの抑制を目指す中で金融引き締めにはまだ先があるとの認識を示した。

Bank Of Spain Governor Pablo Hernandez De Cos At Brookings Institution
スペイン中銀のデコス総裁
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

  デコス総裁は29日のオンラインイベントで、「金融引き締め策にはまだ多少先があると考えるが、終わりに近づいているとも思う」と述べた。

  金利を大幅に引き上げてきたECBは、前例のない金融引き締めキャンペーンの終了を検討しつつも、追加利上げする方針。昨年7月から計3.75ポイントの引き締めを行ったECBは今後2回の会合でさらに0.25ポイントずつの利上げを行う可能性があり、一部当局者は9月に追加策が必要になる可能性を示唆している。

原題:ECB Tightening Cycle Closer to End, Still Way to Go, De Cos Says(抜粋)

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